夏を爽やかに過ごせる!下着で暑さ・汗・臭い対策

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いよいよ本格的に暑くなってきたけれど、今年も引き続き節電を心がけたいもの。そのために効果的な暑さ対策のひとつが、下着を工夫すること。下着コンシェルジュとして活躍している山田奈央子さんは「暑い時季こそ、肌に直接触れている下着の役割が大きいのです」と話す。

「洋服の下にインナーを1枚着るだけで、汗を吸い取って肌のべたつきを抑えたり、冷房が効いた室内と室外の温度差を和らげたりする効果があります。もちろん、汗ジミが洋服につきにくいといったメリットもあります」(山田奈央子さん)

夏はできるだけ衣類を身に着けたくないから、シャツの下はブラジャーだけという人もいるけれど、インナーを着たほうが快適に過ごせるというわけ。また、特に気になるのが、暑さ、汗、臭い。そこで、それぞれに効果的な下着について、山田さんに聞いてみた。

1.暑さを和らげる素材を選ぼう
暑さ対策におすすめの下着は、さらっと着られる天然素材の麻や絹。麻は綿よりも水分の発散スピードが速く、なにより清涼感が抜群。長く着ているうちに肌になじんでくるという特徴も。さらさらとした絹は、体感温度を下げるだけでなく、冷房が効いて寒いときには保温効果も発揮。そのほか、最近は衣類の内側にこもった湿気や熱を外に放出するようなインナーや着るだけでひんやりするような冷感タイプのインナーも登場しているので、ぜひお試しを。

2.汗対策には吸汗性のある素材を
綿混の生地は、汗をかいてもかぶれにくく肌に優しいのでおすすめ。気になるワキ汗には、汗脇パッド付きのインナーを取り入れると、洋服に汗ジミがつくのを防げる。また、夏はブラジャーのワイヤー部分の汗ムレが気になる人も多いのでは? そんな人には、メッシュ素材を使用したブラジャーが最適。今年は特に各下着メーカーが通気性や吸汗速乾性にすぐれたブラジャーに力を入れているので、汗ムレが気になる人は使ってみて。

3.臭いが気になる人は、高機能下着がおすすめ
最近は、消臭機能付きのインナーがあるので、試してみよう。また、汗脇パッド付きのインナーは、汗の臭いが洋服の中にこもらないようにするという意味でも効果的。気になる臭いがかなり軽減される。

オールシーズン同じ下着を身に着けるのは、もう時代遅れかも。この夏は下着を工夫して、涼しげな夏美人をめざそう!



山田奈央子
下着コンシェルジュ。大手下着メーカーで下着の企画・開発などに携わったのち、国内メーカー・インポートランジェリーの販売も経験。現在は下着コンシェルジュとして下着セミナーを開催するほか、テレビや雑誌などで下着のアドバイスを行っている。