インテルはFWを探している。一人は確実に加わるだろうが、2人目もあり得るだろう。確かなのは、若い選手ということだ。リストのトップにいるのは、サンパウロMFルーカス。また、シエナFWマッティア・デストロの線も再び開いている。

ルーカスはインテルを、インテルはルーカスを気に入っている。同選手はブラジル『フォルハ・デ・サンパウロ』のインタビューで、次のように語った。

「インテルは素晴らしいクラブだ。誰でもプレーしたいし、僕もその例外じゃない。父と代理人がインテルの会長と話したことは知っている。でも、まだ何も言われていないよ。試合の前や当日は、僕が落ち着けるようにするからね。契約の最後までサンパウロに残ると保証はできない。サッカーではたくさんのことが変わるんだ。僕だけで決まる状況じゃない」

だが、サンパウロのジェスス・ロペス副会長は、『UOLエスポルチ』の中で、ルーカス売却を否定している。

「今のところ、ルーカスへの正式オファーはない。2500万ユーロ(約25億円)からスタートという話を耳にしたが、バカげているね。そういうオファーが届いても、答えはネガティブなものだ。ルーカスのような選手には、あまりにも安すぎるだろう」

一方、マッシモ・モラッティ会長は9日、FWジャンパオロ・パッツィーニをマーケットから引き上げている。

「彼は(退団)希望を表明したのではない。プロジェクトに加わるのか、疑問を示したんだと思う。最近は、みんなちょっと早合点しているようだ。初めてそういう状況になって、感情的になっているからだろう。パッツィーニについては、何ができるかを見てみる。特別に騒ぐことは何もないと思うよ。少し気持ちが興奮しているだけだ。我々にはとても有益な選手たちがいる。パッツィーニもそうだ。むしろ、彼に素晴らしいクオリティーがあるのは確実だよ」

一方、同会長はGKジュリオ・セーザルについて、次のように話している。

「我々はこういう選手たちに感謝しなければいけない。その上で、物事は進化していく。でも、我々が感謝していないとか、逆に思われるのは残念だね。連絡をしたか? まだだ」

最後に、ルーカスについては、こう述べている。

「彼が希望なのか、時間とともに目標としていくべきなのか、分からない」