初心者にもわかる、ワインを楽しむ4つのコツ




ワインは好きだけれど、レストランなどで選び方がわからず、つい緊張してしまうことはありませんか? そのために、注文するのをやめてしまうなんてことも……。そこで今回は、ワインに精通したソムリエに、初心者でもよくわかる「ワインの楽しみ方」をうかがいました。



料理に合ったワインを選ぶ



──今回、お話をうかがったのは、京料理と鉄板焼き料理のお店「花郷(はなさと)」六本木店でソムリエを務める横山康子さん。肉といえば赤ワイン、魚といえば白ワインとよくいいますが、それは正しいのでしょうか?



「お肉の種類やお料理のソース、香辛料などによって選ぶのがベストですが、一番簡単なのは、お料理の色に合ったワインを選ぶということ。



ステーキやトマト料理、また、しょうゆで煮込んだ料理など、濃い色の食材には赤ワインが合います。



白ワインには、薄い色の食材。生ガキなど、食中毒を起こしやすい食材は特に、『殺菌作用』のある白ワインの方が適しています。



一番気をつけたいのは、『マリアージュ(料理との相性)』、『飲みたい量』そして『飲む順番』。



おいしいワインでも、料理との組み合わせや順番を間違えると印象が変わることがあるので、迷ったらソムリエやお店の方に相談してください」(横山さん)







初心者にもわかるように説明してくれる横山さん



――どのように相談すればいいのかわかりません……。



「相談するときは、あなたのイメージを伝えましょう。



『料理がこってりしているので、軽めの赤ワインを飲みたいのですが……』とか『ビールのあとにはどのワインがオススメ?』とか。また、『4人で4本は飲めます。順番は任せるので、一人5,000円で収まるように』など、具体的に説明すると、お店の方も選びやすいですし、あなたも希望通りの、あるいはそれに近いワインを楽しめるはずです」



おいしいワインに出合うために



──星の数ほど種類のあるワイン。おいしいワインに出合うためには、どうすればいいのでしょうか?



「単に『おいしいワイン』を探すのではなく、TPOにあったワインを探すと良いでしょう。



探すのは、デパートかワイン専門店がオススメ。自分の好みや予算などを相談できる、ソムリエや専門のアドバイザーがいるからです。



たとえば、『お昼にバーベキューでラム肉を焼くのですが、オススメのワインは?』とか、『初めて彼氏を自宅に招くのですが、ピッツァに合う○○円くらいのワインは?』など、TPOを詳しく伝えると、それに合ったおいしいワインを選んでくれるはずです」



テイスティングって何?



──レストランなどでテイスティングを求められることがありますが、ワインのことは詳しくないので、緊張します……。



「正しくは『ホストテイスティング』というのですが、簡単にいうと『毒見』です。ワインが正常な状態かを確認する作業で、『好みのワインかどうか』を聞かれているのではありません。



昨今は品質管理がしっかりしているので、異状のあるワインに出合うことはめったにありませんが、ワインとコルクの間にカビが発生し、ワインにカビの香りが移ってしまうブショネが起きたワインや、酸化が進みすぎて"熱劣化"した酸っぱいワインにあたってしまうこともあります。



ホストテイスティングで香りや味が変だなと思ったら、ソムリエやお店の人にその旨を伝えましょう。正常なワインに換えてくれます。自信のない方は、『お任せします』と言っても構いませんよ」



シャンパンの楽しみ方



──シャンパンはどんなときに飲めばいいでしょうか?



「フランスのシャンパーニュ地方で作られ、かつ、フランスのワイン法で定められた厳しい基準をクリアしたものだけを『シャンパン』というのですが、一般的にとても高額です。レストランで注文すると、グラスなら1杯2,000円くらい、ボトルなら1万円以上はします。お店で飲むなら、シャンパン以外のスパークリングワインの方が無難かも(笑)。



本物のシャンパンを味わいたければ、ご自宅で飲むのがオススメ。1本4〜5,000円代から買えます。



シャンパンは、食前酒としてはもちろん、デザートにも合います。個人的には、休日のブランチに楽しむのがお気に入り。また、鍋料理を囲んでのシャンパンは、かなりオススメですよ」



ワインは、食事をよりおいしく楽しくしてくれるべきもの。それなのに、肩ひじを張り、緊張しながら飲んでは、せっかくの味も台なしです。迷ったら、お店の人やソムリエに声をかけ、アドバイスを求めるのがスマートのようですね。横山さん、ありがとうございました!



(OFFICE-SANGA 百田カンナ)