トム・クルーズのゲイ疑惑は今に始まったことではありませんが、ケイティとの離婚ニュースで、また一部で盛り上がっている様子。ある出会い系SNSサイトが、トムに出した特別な「招待状」とは?
ゲイの男性専用のソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)サイト「Manhunt」が今回トム・クルーズあてに公に出したのは、「一生あなたならタダ!サービス全て無料!」という趣旨の、終身会員メンバーシップご招待状。(おそらくトムならどんな会費でも払えると思うのですが、インパクトのため、ということで許しましょう。)

その内容がシャレばかりでまた笑えます。

「親愛なるトム、

 破局のニュースを聞いて、大変悲しく思います。」と招待状は始まります。

「キャットが出ていったことで秘密がばれてしまい(訳注: "the cat's out of the bag"というイディオムは「秘密がばれる」という意味ですが、「cat」とケイティ・ホームズのあだ名「Kat/キャット」をかけています)、」

「伝統的な結婚はミッション・インポッシブルであるとお気づきになったところで、(もう少し幅広い)選択肢を模索してみる時ではないでしょうか?」

「あなたをぜひ会員にお迎えしたい。ついては、(生涯無料の)終身会員になる手続きをするのに、time2getmycruiseon@manhunt.netまでご連絡ください」

そして最後には1996年の 『ザ・エージェント』(原題『Jerry Maguire』)の名セリフ、"You had me at hello"にかけて、

「あなたが『ハロー』と言った出会いの瞬間から、僕達はずうっと虜だったから」(「ずっと分かってたよ」と含めた感じ)

としめくくる丁寧さ。

今年50歳になったトム・クルーズですが、1999年の『アイズ ワイド シャット』では、当時結婚していたニコール・キッドマンとのラブシーンにさえ現実味が感じられない、などと批評されたこともあり、若い頃から性的指向について詮索がたえません。今回の離婚のニュースでそれは再燃し、グレッグ・オリアー(Greg Olear)という小説家は、オンライン雑誌<Salon>に、『トム・クルーズがカミングアウトする時か?』というエッセイまで寄稿しました。

「トム・クルーズは、アンダーソン・クーパーの例にならってカミングアウトすべきだ。カミングアウトするときは盛大にして、今度結婚するときは、男と結婚すべきだ。」と力説するオリアー氏。

しかしオリアー氏はこうも強調。「公的に、噂を裏付ける証拠が何か一つでもあったわけではない。そうであったにしても、こうした(前兆のない)発表に前例がないわけではない。ケーリー・グラントだって、晩年に両性愛者だったと告白した。リチャード・バートンもしかり。トム・クルーズがそうでないと誰が言える?」

真偽のほどはともかく、言論の自由っていいことですね。