エービーシー・マートが7月6日、「Danner(ダナー)」や「LaCrosse(ラクロス)」を展開している米国のブーツメーカーLaCrosse Footwear, Inc.本社(以下ラクロス社)を買収することを発表した。ラクロス社との合意に至った7月5日(米国西部時間)から10日以内に株式公開買付けを開始し、総額約1億38百万米ドル(約110億円)を投じる。本公開買付け終了後、ラクロス社は子会社化される予定だ。 ABCマートが米国ブーツメーカー買収の画像を拡大

 エービーシー・マートはラクロス社の買収のために100%出資の買収目的子会社(以下SPC)を米国ウィスコンシン州に設立。SPCが本公開買付けを行いラクロス社の株式を1株あたり20米ドルで取得し、その後SPCとラクロス社の合併を通じてラクロス社はエービーシー・マートの連結子会社となる。 買収に至った経緯としてエービーシー・マートは「アジアを中心にグローバル展開を目指す当社グループと、売上の大部分が北米向けであり、今後アジア、欧州での展開を目指すラクロス社において協力関係を構築するため」と発表。子会社化した後は、ラクロス社が運営している2ブランドの生産基盤を活用することが可能になるほか、従来から協力関係のある欧州、アジアの協力工場との技術提携、「ABC-MART」の出店を含めたグローバル展開を見込んでいる。  「Danner」は1932年に創業され、世界で初めての防水素材「GORE-TEX」を使用したアウトドアブーツを開発。高い技術力でアウトドアやプロユースとして耐久性の高いブーツを製造している。 一方「LaCrosse」は、1897年にラバー製品の製造からスタートし、プロユースのラバーブーツとして品質に定評のあるブランド。また近年は北欧を中心にライフスタイルシューズとしても浸透している。