昨夜の「ヘルター・スケルター」プレミアも欠席されたエリカ嬢。渾身の顔芝居にまずは1000円!

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「エリカ様のぱいぱいが拝める!?」そんなキャッチーな噂もあってか、なにかと話題の本作ですが、映画の関心がもっぱらそっちに傾き過ぎるのはいかがなものでしょうか。


確かに本作において沢尻さんは、お綺麗なぱいぱいを先端まで披露しております。しかもこちらの想像の上をいくエロっちいシーンもありました。「それだけで10万払ってもいいよ!」と言う方もいるでしょう。しかし、古来より映画において「美人のぱいぱいを見られる」なんてことは特別珍しいことではありません。なんなら基本料金に含まれたサービスだと思っています(逆にぱいぱいが出てこない映画を観るとちょっと損した気にもなります)。なので、シネマ守銭奴としては、ぱいぱい以外の部分でこの映画の見どころ(銭どころ)をあげてみたいと思います。「沢尻エリカさん渾身の顔芝居に1,000円!」
あの美しく整った顔立ちの沢尻さんが、笑ってんだか泣いてんだか分からない壮絶な表情で感情をさらけ出すシーンがあります。この顔芝居には、芝居を越えた鬼気迫るものがあり、ぞくりとしました。女優さんにとっては、スッポンポンになるより、こんな顔をスクリーンにでかでか晒す方がハードルが高いんじゃないでしょうか。その女優魂に1,000円!

「とことんヒドい目にあう寺島しのぶさんに2,000円!(慰謝料として)」
寺島しのぶさんといえばベルリン映画祭最優秀女優賞にも選ばれた大女優です。なのにこの映画では、沢尻さんに水を吹きかけられたり、沢尻さんのナニをナニしたあげく「調子こいてじゃないわよ!」と怒られたり、とにかく散々な目にあいます。マスコミなどではもっぱら沢尻さんの頑張りだけが取り上げられがちですが、この映画における「がんばったで賞」は沢尻さんではなく、寺島さんだと思います。慰謝料として2,000円払いたい気持ちです。

以上はプラスの銭どころですが、以下はマイナスの銭どころです。

「監督!男性役者陣に甘いのでは!? -1,000円!」
文字通り体当たりの演技を見せた沢尻さん寺島さんに対し、脇の男性役者陣の演技にはいまいち熱量を感じられませんでした。下衆の勘繰りですが、蜷川実花監督は、男性陣の演技には甘めだったんじゃないでしょうか。せっかく実力派の役者を使っているだけにちょっと残念です。マイナス1,000円!

「ショッキング描写が甘いのでは!? -520円」
沢尻さん演じる主人公りりこは、無茶な美容整形を繰り返した結果、次第に体が崩壊していくのですが、その見せ方が、体に黒墨を塗ってるだけにしか見えないソフトさで、あまり悲惨さが伝わってきませんでした。「作られた美の脆さ、怖さ」をビジュアル的に伝えるには、特殊メイクなどでもっとグロテスクでショッキングに見せた方が、説得力が出るのになあと、素人ながら思ってしまいましたごめんなさい!マイナス520円!

そんな訳でこの映画、1,480円の価値あり!







(C)2012 映画『ヘルタースケルター』製作委員会

「へルタースケルター」
ストーリー: 岡崎京子の同名コミックを、写真家・蜷川実花が実写映画化。芸能界でトップに君臨するモデルのりりこだが、その美しさの秘密は全身整形の作り物だった。整形の後遺症で全身が崩れ落ちていく恐怖の中、欲望が渦巻く世界で人々の賞賛を浴びつづけるりりこに一人の男が忍び寄る。
監督: 蜷川実花
キャスト: 沢尻エリカ、寺島しのぶ、大森南朋  他
上映時間: 127分
7月14日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年/日本

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