航空トリビア (18) 機内にシャワースパやラウンジ…エアバスA380がスゴすぎる

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いま日本は低コスト航空会社(LCC)ブームだが、LCCの旅客機は基本的にエコノミークラスのみのモノクラスで通路は1本の中小型機を使う。

また、小さめの飛行機にできるだけの席を詰め込むため、自然と機内は座席がズラリと並んでいるだけの簡素なものになる。

で、その逆ともいえるのが、エアバスA380というオール2階建ての旅客機。

2階建てだから床面積はとにかく広く、例えば成田 - パリ線でA380 を運航しているエールフランスの場合、同社のボーイング777-200とエアバスA340-300 という大型機の座席数を足した数とほぼ同じの538席を設置。

単純に2機分のスペースがあると考えていいわけだ。

スペースが広いため、座席を詰め込まず他の旅客機にはないユニークかつゴージャスな設備を置く航空会社も多い。

去る7月1日から成田 - ドバイ線での運航を開始したエミレーツ航空は2階最前方に「シャワースパ」がある。

温水が出て、アメニティも充実し、洗面台は大理石である。

さらに、2階の最後方にはラウンジが。

よくある飲み物を置いているだけのラウンジではなく、バーテンダーが入るカウンター、酒類を並べた棚、さらに乗客用のソファまで用意されている。

A380を成田 - フランクフルト線に就航しているルフトハンザ ドイツ航空の場合、機内の乾いた空気を湿らせる装置がファーストクラスのみに設置されている。

さすがファースト。

他のクラスの乗客とは「吸う空気も違う」というわけである。

当然というか、エコノミークラスは1階にある。

ただし、A380をシンガポール - 成田 - ロサンゼルス線で運航するシンガポール航空、成田 - パリ線で運航するエールフランスでは2階にもエコノミークラスが設置されている。

実は、エンジンより後ろはその前より騒音が大きいのだが、A380という旅客機自体が他の旅客機に比べると圧倒的に騒音が小さいため、後方でもうるさくは感じないため、1階はエコノミー、2階はファースト・ビジネスといった配置が可能になるわけだ。

また、機内が広いため同じエコノミークラスでも、トイレやギャレーを途中に挟み数ブロックに分けて配列されている。

そのため、各ブロックの一番前(トイレやギャレーのすぐ後ろ)にくる足元の広い狙い目の座席も他の旅客機より多い。

また機内が広いので、開放感があるのもメリットかもしれない。

エアバスA380は2階建てで床面積も広いため、航空会社のコンフュギレーション(座席仕様)のアレンジも多彩で個性的。

”空飛ぶ大型客船”のような飛行機である。