言わずと知れた大漫画家にして、アニメーション作家であった手塚治虫。日本初のアニメ作品である『鉄腕アトム』から、絶筆により未完となった『ネオ・ファウスト』まで、テーマやキャラクターの多様性も手塚作品の特徴のひとつでしょう。

 7月8日まで開かれている「第19回東京国際ブックフェア」には、「手塚プロダクション」ブースが設けられ、10日に発売となる『手塚治虫 MYTHOS(ミュトス)−異界へ誘う24の招待状』の先行販売が行われています。これは、B5サイズの豪華装丁本で、100冊限定です。

 MYTHOSの意味は、Mystery(不可思議な、神秘的な)、Thrill(身震い、緊張感)、Horror(恐怖、戦慄)、Osamu(手塚治虫の)、Story(物語)の頭文字を取ったもの。604作品ともいわれる手塚漫画の中から、"異界"をテーマにした作品を集め、人間の罪や欲望、生死など、根源的な問いを投げかける問題作を集めています。

 5日の同ブックフェアでは、お笑いタレントの長井秀和さんが登場し、作品集の発売を記念して10日より行われるクイズ&スタンプラリーの問題を発表しました。それは、「一生に一度は考えたい5つの問題」で、ひとつ例をあげると、「地球上で、たったひとり生き残ったら、なにをする?」といったもの。長井さんは「女子更衣室を覗きたい。でも、たったひとりしか残っていないなら意味がないですね(笑)」と話していました。

 MYTHOSラリーは、三省堂書店の神保町本店、有楽町店、名古屋高島屋店のほか、Facebook「手塚書店by三省堂書店」上でも開催予定。質問の答えを書き込めるほか、さまざまな人の答えが見られる仕組みになっています。

 アトムやブラックジャックではわからない手塚治虫。古くて新しい彼の作品集は、大人になったあなたに何を残してくれるのでしょうか。



『Mythos ミュトス』
 著者:手塚治虫
 出版社:創英社/三省堂書店
 >>元の記事を見る



■ 関連記事
平成生まれの直木賞作家となるか、話題の作家・朝井リョウはアホすぎる?
日本の伝統食"ぬか漬け"が食べられなくなる!?
なにもない「埼玉」の強みは「なにもない」ところ?


■配信元
WEB本の雑誌