寝る前の勉強では、読書もかなり効果的。ただし、やり方を間違えると、脳が興奮しすぎて眠れなくなるといった弊害も出てくる。就寝直前のわずかな時間で、記憶効果を高める読書法とはいかなるものなのか――。オリジナルの速読法を編み出してきた高島徹治氏に、寝る前読書のコツを教えてもらう。

すぐにできる!
「いいとこ取り速読術」

 最初にやってほしいのは、目次に目を通すことです。おそらくみなさんが書店で本を選ぶときに、まず目次を見ると思いますが、それと同じです。

 目次には、その本のキーワードが網羅されています。それらのキーワードを眺めれば何が書いてあるのか、著者がどういう考え方で何を読者にアピールしたいのか、何を伝えたいのかがわかります。全体像と記述の流れもわかります。

 全体の趣旨、著者の主張がイマイチはっきりつかめないようなら、「まえがき」や「はじめに」をさらっと読むのもいいでしょう。全部読まなくてもどこかに力の入ったアピール箇所があるので、眺めながらそこを見つけて読むという作業なら数分で済みます。慣れてくれば、1分かからずに読み取れます。

 ちなみに、これらはすべて、書店で本を選ぶ際の必須ポイントですよね。世間の評判や出版社の宣伝文句に惑わされないで本を選ぶには、これらのチェックが必要だと思います。本を買う場合の鉄則ともいえるでしょう。

 この目次の目通しを最初にやれば、おおよその流れが頭に入り、本文を読む際の理解がスムーズになります。

 次に本文の速読を行います。

 高島流の速読術では、トレーニングを必要としません。慣れないと、始めのうちは少し時間がかかるかもしれませんが、2、3回できっと慣れてきます。5冊もやれば私と同じぐらいのスピードになると思います。

 高島流は、別名「いいとこ取り速読術」もしくは「段落理解式速読術」です。

 文章には段落があります。改行せずにつながっているかたまりです。最近の本は読みやすくするために改行を多くしている傾向がありますが、それでも段落は3〜4行程度で構成されているのが普通です。その段落ごとに、最初のセンテンス(句点の「。」で終わっているところまで。センテンスが長い場合は読点の「、」まででも可)と最後のセンテンスだけを拾い読みしていきます。

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