JR東日本が旧万世橋駅遺構を再開発 レンガアーチを活用

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 JR東日本が、東京都千代田区に明治時代に造られた旧万世橋駅の遺構(駅舎跡)を、新商業施設や建設中の環境配慮型オフィスビル「JR神田万世橋ビル」と一体化した形で再開発する。JR中央線神田駅から御茶ノ水駅にかけて伸びる赤煉瓦の高架下にショップが入る他、旧万世橋駅のホーム部にはカフェを出店。2013年春以降、順次開業する予定だ。 JR東 旧万世橋駅遺構を再開発の画像を拡大

 1912年に営業を開始した旧万世橋駅の初代駅舎は日本銀行本店などを手掛けた辰野金吾(たつの きんご)が設計したが、関東大震災で焼失。23年に簡易な駅が再建されたが、乗降客数の減少により1943年に廃駅している。 再開発エリアでは約1,600?の高架下を対象に飲食や物販のショップの出店の他、レンガアーチの景観を活かして、旧万世橋駅の周辺エリアにつながるオープンスペースを設置。また、神田川沿いには親水デッキを設ける予定でその他、高架橋に現存している旧万世橋駅のホームと階段の遺構を整備して公開。旧ホーム部には展望カフェと屋外デッキを整備して、かつて駅だったことを体感できる空間を提供する。 今回の再開発でJR東日本は、「当時のサロンのような文化・情報・知・技術の集積する場、またそれらの価値を発信し続ける場」をコンセプトに旧万世橋駅の周辺の秋葉原や学術の街御茶ノ水、古書の街神保町など、様々な個性溢れる街との融合を目指す。