グラフィックデザイナー田中一光の企画展 デザインの前後左右を探る

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 日本を代表するグラフィックデザイナー田中一光の企画展「田中一光とデザインの前後左右」が、東京ミッドタウンのデザイン施設「21_21 DESIGN SIGHT」で9月21日から開催される。著書「デザインの前後左右」から、発想の広がりや表現の着地する様子を取り上げ、グラフィックデザイン作品、映像、図版、記録資料など、実際の活動を示す貴重なアーカイブを紹介。また、田中一光のクリエイションをインスピレーション源にした、三宅一生+Reality Lab.による新作衣服の展示が予定されている。 田中一光とデザインの前後左右の画像を拡大

 展覧会では、田中一光による立体作品の実物と実物大写真バナー、装幀や構成を手がけた書籍と著書約60冊、自宅で資料として参照していた国内外のデザイン、アートに関する蔵書のうち約40冊を展示。また、グラフィック表現の広がりと奥行きを、「ヴィジュアル表現の発想と展開」「ライフスタイルの基盤」「アートとともに」の3つのテーマに分け、完成品の縮刷とともに原画や校正紙から紹介する。さらに、田中一光から影響を受けたデザイナーとして、三宅一生+Reality Lab.、Semitransparent Design、廣村正彰による新作を展示。複数のクリエイター、文化人によるトークシリーズ「カンバセーション」や、高田唯による活版印刷のワークショップ、ギャラリーツアーなどの開催が予定されている。 田中一光は、1960年に日本デザインセンター創立に参加し、その後田中一光デザイン室を主宰。1975年には西武流通グループのクリエイティブディレクターに就任し、店舗空間、グラフィックの他、「無印良品」のアートディレクションなどを通じて企業イメージ戦略をデザイン面から提案した。国内外で個展を開催し、1994年に紫綬褒章を受章。さらに同年、ニューヨーク・アートディレクターズクラブに殿堂入りし、2000年度には文化功労者を受賞した。主著に「デザインの周辺」「田中一光自伝 われらデザインの時代」等がある。■田中一光とデザインの前後左右 開催概要 会期:2012年9月21日(金)〜 2013年1月20日(日) 会場:21_21 DESIGN SIGHT (東京ミッドタウン・ガーデン内)     東京都港区赤坂 9-7-6 休館日:火曜日(10月30日、12月25日は開館)、年末年始(12月27日〜1月3日) 開館時間:11:00〜20:00(入場は 19:30 まで) 入場料:一般1,000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下無料 TEL:03-3475-2121 www.2121designsight.jp