アーティスト集団Chim↑Pomの新刊「芸術実行犯」社会のリアルに切り込む

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 アーティスト集団Chim↑Pom(チン↑ポム)にフィーチャーした書籍「芸術実行犯」が、7月7日に朝日出版社から発売する。「これからのアイデア」を提供する同社の新シリーズ「idea-ink(アイデアインク)」の第3弾。「最も大事にしていることはリアリティ」という現代日本の"お騒がせ集団"Chim↑Pomが、これまで発表してきた作品全般を通じて社会とアートの関係性について語っている。 Chim↑Pomの書籍「芸術実行犯」の画像を拡大

 「芸術実行犯」は、アートを社会のリアルに切り込むための武器として勢力的な活動を続けるChim↑Pomによる、生き方としての美術を書籍化。全180ページ3部構成からなり、第1章「アートは自由な遊び場だ」ではChim↑Pom自らがこれまでの活動を振り返り、第2章「アートで世界はひっくりかえる」で新たなアートの動向を掲載。第3章「アートが新しい自由をつくる」では、ワタリウム美術館で7月29日まで開催されているChim↑Pom初のキュレーション展「ひっくりかえる展」や、アートと社会の未来について綴られている。価格は987円(税込)で、7月2日よりワタリウム美術館のショップ「オンサンデーズ」で先行販売がスタートする。 Chim↑Pomは、2005年に卯城竜太、エリイ、林靖高、岡田将孝、水野俊紀、稲岡求の6名で結成された。原爆ドーム上空に飛行機雲で「ピカッ」の文字を描いた作品や、事故直後の福島第一原発敷地内に放射能マークの国旗を掲出するなど、様々なリアリティやタブーに迫る社会に向けたメッセージ性の強い作品を発表。また、2011年4月には岡本太郎の巨大壁画に原発の絵を付け足して大きな話題となった。著書にはこれまで「Chim↑Pomーーチンポム作品集」、阿部謙一との共編著による「なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか」(共に河出書房新社)があり、2012年秋には第2弾の作品集を刊行予定。2012年秋から2013年にかけて、日本とアメリカで個展の開催が予定されている。■idea-ink URL:http://idea-ink.tumblr.com/