7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

東京ドーム(9681)が今日の注目銘柄!

25日移動平均ベースのボリンジャーバンドの「エクスパンション」が期待できそうなため、注目します。29日の終値は236円です。29日現在の+1σは229円、+2σは239円で、現在は+1σと+2σの「バンドウォーク」発生中です。しかし、足元では+2σを上抜けた場面もあり、「エクスパンション」の発生が十分期待できる状況とみています。

足元業績は回復が顕著です。12年2−4月期連結決算は最終損益が7億8700万円の黒字(前年同期は39億円の赤字)でした。前年同期は東日本大震災で売上が急激に落ち込みました。また、アトラクションズの事故及び同一部リニューアルによる営業停止などの影響も甚大でした。しかし、今年はホテルの利用客が戻り、また、プロ野球などの球場使用も回復。事故で休止していた遊園地が通常営業に戻り、売上高が平時並みに回復しました。

東京ドームは例年、夏休みシーズンと重なる5−7月期と8―10月期が書き入れ時です。今期は5月開業の東京スカイツリーに関連したツアーも需要を喚起することが期待されています。今13年1月期の純利益は前期比12倍の45億円、売上高は7%増の782億円の見通しで、業績モメンタムは良好です。

また、一部では、1900億円ある有利子負債の削減計画を1年前倒しすると伝わっています。稼いだ資金を優先して負債の削減に回すようです。ちなみに今期は、損益改善効果で、手元資金の目安となる純現金収支(キャッシュフロー)は80億円強の黒字(前期はほぼゼロ)に改善するということです。このような財務健全化ピッチの加速もポジティブ材料です。

さらに、自社のポイントカードを使った集客数の引き上げに乗り出しました。ポイントカード保有者は3年間で76万人となり、年間の売上高は100億円を超えました。ドーム施設、遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」、温浴施設「ラクーア」など多岐にわたる施設で共通のポイントを付け相互の利用を促しています。このポイント攻勢も、評価材料です。

向後はるみ(HARUMI KOUGO )
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。