「上から目線」な若手にイラ立つ管理職

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 仕事を何もわかっていないのになぜか高飛車で、評論家面で上司を批評する。注意すると逆ギレしたりふてくされたりする。
 あなたの職場にそんな「上から目線」の新入社員や若手社員はいませんか?
 『「上から目線」の扱い方』(アスコム/刊)の著者である榎本博明さんは、今こういった「上から目線」の若手社員への対応に戸惑っている管理職の人が非常に増えているといいます。
 仕事を覚える前からプライドが高く、どこか人を見下したような彼らをどのように指導していけばいいのでしょうか。
 今回は本書の中から「上から目線」の若手社員をタイプ別に分け、それぞれの対処法を紹介します。

■逆ギレ部下への対処法
 ある会社の総務部長が、取引先を招いてのイベントで、あまりにも段取りが悪かったため、準備を任せていた部下を呼んで注意した時のこと。

上司「どうも段取りが悪いな。席は足りないし、飲みものもなくなってる。いったい何をやってるんだ。」
部下「そんな責めるような言い方はやめてください。これでもがんばって仕切ってるんです。段取りが悪いって言ったって、返事が来なかった人が参加してるんだから仕方ないじゃないですか。向こうが身勝手なんですよ!」

 少し注意しただけで逆ギレしてしまうのは「上から目線」の若手社員の特徴。
 彼らに注意する時のポイントは「一方的にならないようにすること」。
 「こうした方がいいと思うんだが、どうかな?」というように、一方的に叱ったり、自分のやり方を押し付けたりするのはやめた方がよさそうです。

■「見下す」タイプには役割意識を刺激する
 ある日の先輩と後輩の会話。
先輩「この仕事はAさんとBさんに相談してから進めてくれ」
後輩「そのやり方は、あまり意味がないんじゃないですか?もっと効率よくできそうにおもうんですけど」
 
 「上から目線」の若手社員には、思わず「何様!?」と思ってしまうようなことを言う人もいます。
 このような人を見下したり、他人の批評ばかりしている人に、もっと謙虚になるように注意しても逆効果。
 それよりは日々の会話の中で、彼ら自身が自分の強みや得意なことを意識できるように導いてあげる方がベター。そうすることで自分が職場の中で重要な役割を担っていること気づき、人に対する態度も変わってくるかもしれません。

 「上から目線」なのは、仕事がうまくできなかったり、自分の能力に自信がないことへの不安のあらわれだと榎本さんはいいます。不安があるからこそ、見下されまいとして評論家のようなスタンスで人を批評したり、上司に注意されることでその不安を刺激されると、自己防衛の心理から逆ギレしたりするのです。
 
 本書には、今回取り上げた「上から目線の部下」だけでなく「上から目線の上司」への対処法も紹介されています。
 理不尽に上から見下ろすような態度をとられるのは誰にとっても腹立たしいものです。もし職場にそんな人がいるようなら、今のうちにその対処法を学んでみてはいかがでしょうか。
 そして、くれぐれも自分は「上から目線」で人に接しないように気をつけたいものですね。

※『「上から目線」の扱い方』動画も配信中
(http://www.youtube.com/watch?v=xLZJSTmQHZk)
(新刊JP編集部)