スライド式貯金、家計見直し、お得な運用etc.「スライド式5週間貯金」で、気がついたら1カ月分の給料が丸々浮いていたなんて例も。毎月ギリギリで家計をやりくりしている人も、もう少し貯蓄額を増やしたい人も、今すぐ実践可能で、月5万円多く貯蓄できる、アッと驚く達人ワザが盛りだくさんです!


【運用】
「資金お取寄せサービス」で給与を別口座に移動

貯蓄達人になるためには、便利でお得な金融商品も有効に活用したいもの。FPの畠中雅子さんは「給与を別口座に移し替えたほうがいい」とアドバイス。そんなときに便利なのが、大和証券グループのネット銀行・大和ネクスト銀行が展開する「資金お取寄せサービス」だ。毎月6日か27日に、指定した金融機関の口座から、定額を無料で大和ネクストの口座に自動で振り替えてくれるというもの。

「普通預金金利は5月9日現在0.12%で、都銀の6倍。積み立てをしたいなら利用しない手はありません。定期預金金利も高いので、ある程度貯まったら定期に切り替えるのもオススメ」(畠中さん)

デビットカードを活用しネットで家計管理

やっぱり家計簿をつけるのは面倒だという人は、すべての買い物をクレジットカードで行なうことで、ネットで家計の内訳を管理する手段も。

「ネットでカードの履歴を見れば、家計簿がなくても内訳がわかりますよね。さらに、生活費用、娯楽費用などの用途別にカードを分ければ、より管理しやすいですよ」(FP・山口京子さん)

とはいえ、カードはつい使いすぎるという向きも……。

「そんな人には『VISAデビットカード』がオススメ。これは銀行のキャッシュカードで支払い、その口座から即時引き落とされるサービス(左のマークが目印)。銀行口座の中にある金額しか使えないので、つい気持ちが大きくなって使いすぎることも防げますよ」(山口さん)

仕組み預金で絶対に解約しない!

「仕組み預金」はデリバティブを組み込んだ定期預金で、好金利が特長。たとえば、新生銀行の「パワーステップアップ預金(円仕組預金)」は左の図のように、徐々に金利が上がっていく。ただし、中途解約すると大幅に元本割れするリスクがある。そのため、ハイリスク商品として敬遠されがちだが、畠中さんは「解約さえしなければおいしい商品なんですよ」と話す。

「仕組み預金は5年や7年、10年の満期などから選べて、満期まで絶対に放っておけるお金を預けるのが鉄則。解約さえしなければ元本保証で、有利な金利が上乗せされて戻ってきます」(畠中さん)

学費のように将来使う時期が決まったお金の保管先として、うってつけなのだ。

保険商品も上手に活用しよう

子供の大学の費用や老後資金など、長期的展望で貯めるお金については、保険を活用するのも一案。

「なかでも、老後の公的年金の補完を目的とする『個人年金保険』は、一括でも支払えますが、毎月コツコツ支払っていくこともできます。預貯金の積み立てだと利回りは高くありませんが、個人年金保険の積み立て払いの場合は、将来、年金として戻ってくる金額が払込金額よりも多くなります」(山口さん)

返戻率は高いもので120%前後にも。右の図のように、30歳から月1万円を30年間支払うと、払込総額360万円が429万円と、70万円近く上乗せされて受け取ることができるものも。返戻率は各社さまざまだが、東京海上日動あんしん生命やアフラックは高く、人気も高い。

「個人年金保険料は控除の対象となり、サラリーマンが節税できる唯一の方法なので、その意味でも検討に値すると思います」(山口さん)

金利が有利な定期預金で安心&お得に運用を

定期預金は多様化しているが、目立った動きを見せるのは、地元以外に攻勢をかけたい地銀のネット支店である。

「岡山のトマト銀行・ももたろう支店では、300万円未満の1年定期預金金利を常時0.4%(※)と高水準に設定しています。愛媛銀行の四国八十八カ所支店、香川銀行のセルフうどん支店も同水準。キャンペーン以外でこの金利は画期的です」(畠中さん)

スルガ銀行ANA支店では預入金額に応じてマイルがもらえたり、宝くじ付きの定期も。ただの定期預金に預けるだけでは、もはや損という時代が到来しているのだ。

畠中雅子さん
ファイナンシャルプランナー

新聞、雑誌、ネットなどに20本近くの連載を抱え、セミナー講師としても引っ張りだこの人気FP。近年は、高齢世帯や引きこもり家族向けのライフプラン設計も、意欲的に手がけている。



山口京子さん
ファイナンシャルプランナー

テレビやラジオの司会、レポーターなどの仕事を経て、FPに転身。家計簿から保険、資産運用に至るまで幅広く精通し、解説のわかりやすさに定評。現在も、マネーの専門家として、テレビ出演多数。



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この記事は「WEBネットマネー2012年7月号」に掲載されたものです。