イタリア代表は28日のEURO2012準決勝で、ドイツを2−1と下し、7月1日のファイナルへ駒を進めた。チェーザレ・プランデッリ監督は、代表指揮官として迎えた初の主要大会で、ファイナル進出を果たしたのだ。

終盤は苦しみもあった。だがもちろん、大きな満足がそれを勝っただろう。

「ラスト15分間、我々は何度も3−0とするチャンスを逃した。そして、選手たちにはもう力が残っていなかった。我々は自分たちのエリアに下がり、守らざるを得なかったんだ。だが、それまでは素晴らしい試合をした」

イタリアは長い時間にわたり、ドイツを上回っていた。

「彼らを苦しめられると考えていたことを、ピッチの上でやったんだ。中央でプレーし、(アントニオ・)カッサーノの1対1を狙うというやり方さ。我々はいる。イタリアといえば、誰もが十分に気を付けなければいけないとだけ言っておくよ。我々は素晴らしい試合をした。正しさとユニフォームへの絆という模範を示したんだ」

この日の一戦は、FWマリオ・バロテッリが決めた。

「これが彼のキャリアで最高の試合だったかって? 彼のキャリアはまだ始まったばかりだよ」

最後に、スペインとのファイナルについて、プランデッリ監督はこう述べている。

「有利なのは彼らだ。だが、我々もいる。これからEUROで最も重要な試合が訪れるんだ。夢は始まったばかりだよ。エネルギーを取り戻していこう。彼らもかなり消費している。日曜は互角の状態でスタートだ」