8月から日本でも公開される恋愛映画『テイク・ディス・ワルツ』の劇中映像が公開された。

古くはTVシリーズ『アボンリーへの道』で、そして『スウィート ヒアアフター』や『死ぬまでにしたい10のこと』で知られるサラ・ポーリーが監督を務めるこの作品。長編監督デビュー作『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』(2007年)が高い評価を受けたこともあり、本作にも期待が寄せられている。

物語では、若きライターのマーゴ(ミシェル・ウィリアムズ)が中心に。彼女は優しく献身的な夫ルー(セス・ローゲン)と幸せな結婚生活を送っていたのだが、それは週末の出張でダニエル(ルーク・カービー)と出会ったことで終わりを告げてしまう。目の前に現れた新たな男性で、なおかつ情熱的なダニエルに魅力を感じるマーゴ。つかの間の関係かと思いきや、ダニエルはマーゴとルーのお隣さんであることが判明。マーゴは夫とダニエル、2人の男性への複雑な思いを抱えることになってしまった。

『テイク・ディス・ワルツ』劇中映像

うまくいかない関係を描いた、ビタースイートなロマンス。『ブルーバレンタイン』や『ブロークバック・マウンテン』で破たんした結婚生活を送る女性を演じてきたミシェルにとっては、今回の役は難しいものではなかったかもしれない。だが、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』や『50/50 フィフティ・フィフティ』といったコメディー路線できたセス・ローゲンにとっては少々キツかったのではないだろうか。

今回の映像からは、妻マーゴを失おうとしている夫ルーの姿を見ることができる。今のままで満足している夫に対し、何か新しくて情熱的なものを求める妻のすれ違いが映し出されているのだ。