(C)2012「映画 ホタルノヒカリ」製作委員会
 この夏おすすめの映画をジャンル別に紹介する「MOVIE ENTER 夏映画2012」特集。編集部一押しの映画のHot! な見どころを徹底解説する。今回は、「オトナ女子映画部」のナカムラが、人気ドラマの劇場版として現在大ヒット中の『ホタルノヒカリ』を紹介。

 この映画は、仕事は出来るが家に変えるとジャージ姿で缶ビールばかり飲んでいる“ヒモノ女”の蛍と、ドラマ最終回で見事ゴールインした、同居人の“ぶちょお”との新婚旅行を描いた作品。お馴染みのドラマキャストに加え、松雪泰子、NEWSの手越祐也が出演。

『映画ホタルノヒカリ

 2シリーズに渡って放映され、好評を博したTVドラマの映画版。恋愛よりも家でゴロゴロしている方が好きな干物女ことOLの蛍と、上司の高野部長との、その後のロマンスが描かれる。TVシリーズでは無事にゴールインした彼らが、ここではロマンチックな新婚旅行を体験するために悪戦苦闘。ヒロイン綾瀬はるかの、ますます弾けた妙演に注目を!(作品情報詳細へ

Hot! point 1:ハイテンション&キュートな綾瀬はるかの魅力

 ドラマ『ホタルノヒカリ』では、家でダラダラ、ゴロゴロしてばかりいた蛍だが、映画版では終始かなりのハイテンション。原作、ドラマファンからすると「あれ……、蛍ちょっとバカすぎ?」と違和感を持つかもしれないのだが、とにかく綾瀬はるかが可愛く、なぜか許せてしまう。ジャージ姿&ちょんまげでも可愛い綾瀬はるかは、ウェディングドレス姿でどじょうすくいしていても可愛いのである。綾瀬はるか無双。

Hot! point 2:藤木直人演じる“ぶちょお”に萌え死に

 ドラマ版を観ていると、縁側でのんびりイケメンとビールを飲む。世の中にこれ以上の幸せがあるだろうか、とテレビ相手に噛み付きそうになるのだが、映画でも“ぶちょお”の魅力は炸裂。さすが元祖ビューネくん(懐かしい!)。何年経っても、女性の心を癒しまくる優男・藤木直人は健在なのである。



Hot! point 3:細かい所を気にしたら負け。とにかくお気楽に楽しもう!

 予告編で、松雪泰子演じる“パリのヒモノ女”莉央が「世界をまたにかけてイチャイチャしにきたのか!?」と責められた蛍が「その通りでガ〜ス!」とおちゃらけるシーンがあるが、ハッキリ言ってこの映画はそれ以上でも以下でも無い。映画を通して得るもの、メッセージ性などは無く、とにかく蛍とぶちょおのパワーアップした可愛さとラブラブぶりにズキュンバキュンされたもん勝ちなのである。「あそこのシーンおかしくない?」「これって有り得なくない?」とマジレスするのは禁止。とにかく頭を空っぽにして、お気楽に楽しもう。たまにはそんな映画があっても良いと思うのだ。

 ドラマファンであれば、お馴染みのキャストのやりとりをまた観る事が出来る楽しみがあり、ドラマを未見でもハッピーなおバカ映画として楽しめる『映画ホタルノカリ』。女性なら「私もぶちょおみたいな彼氏が欲しい!」と思う事間違い無し。観終わった後に缶ビールが飲みたくなる、夏にピッタリのノーテンキなラブコメだ。

オトナ女子映画部のナカムラの評価

作品の Hot! ワード「ぶちょお」
ちょっとやりすぎな蛍のドタバタもご愛嬌。キャスト2人の可愛らしさを堪能して。

【Hot! 度】:★★★

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『映画ホタルノヒカリ』 - 作品情報

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