オランダ代表のベルト・ファン・マルヴァイク監督が辞任した。ワールドカップでオランダを32年ぶりの決勝へと導いた同監督は、EURO2012グループステージ敗退の責任者とも見られていた。ファン・マルヴァイク監督は26日、オランダサッカー連盟と2度にわたる会談を行い、ベンチの座を空けることに決めたようだ。

EURO敗退で激しい批判が起きていただけに、予測された結果ではある。だが、このタイミングでの退任は驚きだ。ファン・マルヴァイク監督は先日、仕事を続けたいとの意思を明らかにしていたし、何よりもオランダサッカー連盟が2016年までの契約を全うすると認めていたからである。

後任は未定だが、いつもの名前が騒がれている。フランク・ライカールト、ルイス・ファン・ハール、ロナルド・クーマンというところだ。

また、サンプドリアとラファエル・ベニテス監督の交渉はまとまらずに終わりを迎えた。サンプドリアは27日、ベニテス監督と「協力関係を築くには時期尚早という結論に達した」と発表している。『ANSA』によると、ベニテス監督がすぐに競争力のあるチームを求めたことで、交渉が決裂したようだ。ジュゼッペ・イアキーニ現監督が控えるサンプだが、マルコ・ジャンパオロ監督が強力な候補者に挙がっている。

一方で、シエナはセルセ・コズミ監督の就任を発表した。2年契約となる。