北欧諸国があらゆる「幸福度ランキング」で上位を占めているのはなぜか、世界的に見ても豊かなはずの日本が、どうして81位なのか(*2010年ギャラップ「世界幸福度調査」より)。キーワードは「自由に生きること」。ハワイをベースにノマドライフを実践する本田直之が幸福度ランキングトップの北欧(デンマーク、スウェーデン、フィンランド)の人たちと幸福について語り合って得た確信とは?最終回の第6回は「社会保障と制度」について。
(写真/小原孝博、編集部)

医療費や学費はすべてタダ
しっかりとした社会保障

 北欧と日本で大きく違うところといえば、しっかりした社会保障。税金が高いので当たり前と思われるかもしれませんが、たとえば病気にかかったとしても医療費はタダだし、入院して働けなくなったとしても収入は保証されます。

 何か新しく学び始めたいと思ったら学費もタダ。もし子どもが障害を持って生まれてきてしまったら、治療や入院にかかるお金はもちろん、付き添いで働けなかった親の収入まで補填されます。

「所得の多い人はかなりのものを払う。所得が少なければあまり払わない。平等とまではいかないかもしれないけど、肩幅の広い人が社会の安定を担っていく。もし何かが起こっても、今の生活を維持していくことが許される。そこにすごく安心感があるんです」
リナ・インヴァーセンさん/デンマーク/男女同権を目指す団体勤務

「(社会保障制度は)最初からあるので、ここでずっと暮らしていると気がついていなくて、中には不満を言う人もいます。ときどきは税金が高いことにイライラすることもありますけど、本当にいいシステムだと思います。たぶん他の国に行ったらショックを受けるでしょうね」
ピア・ウォルヴァーグさん/スウェーデン/ヨガスタジオ経営

「税金は全然高いとは思いません。とくに教育にお金がかからないっていうのは大きいと思います。それがどういうことかというと、いろんな人たちが平等に教育を受ける権利があるということです」
ニーナ・コリアンダーさん/フィンランド/「イッタラ」プレス

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