EURO2012準々決勝でPK戦の末にイングランドを沈め、ベスト4進出を決めたイタリア代表。MFダニエレ・デ・ロッシは次のように話している。

「一生忘れないような夜だった。僕のシュートがポストを叩いた場面は、うまくいかなかったね。でも、今夜のことに何も変わりはないよ。こういう試合を予想していた。僕らのインテンシティは素晴らしかったよ。とても良い準備ができたと思う。相手が素晴らしいチームなのは分かっていた」

試合の中で一つエピソードを挙げるとしたら? デ・ロッシに疑いはないようだ。

「アンドレア・ピルロのPKだろうね。もう12年もああいうPKは見ていなかったよ」

この試合での軽いケガにより、デ・ロッシはドイツとの準決勝に出場できるか、確実ではないようだ。

「少し坐骨神経が痛いんだ。でも、準決勝までには回復したい。肉離れではないけど、(アレッサンドロ・)ディアマンティが最後のPKを決めたとき、立ったけど抱きつきに行くこともできなかった」

そのディアマンティについて、デ・ロッシは次のように続けた。

「アレッサンドロのことはあまり知らなかったんだけど、素晴らしい関係になったよ。親友さ。彼のような苦労人が、決定的なPKを蹴るなんて、素晴らしいことだね」

また、DFアンドレア・バルザーリはこのようにコメントしている。

「敗退していたら、正しいことじゃないと思っていた。僕らはラウンドを突破するのにふさわしかったんだ。今日は、自分たちのポテンシャルを理解できた。(ジャンルイジ・)ブッフォンが言ったように、僕らは戦う前に有力視されていない。でも、どこが相手でも、始まる前からやられているわけでもないんだ」

一方、DFレオナルド・ボヌッチは次のように話している。

「僕らはよりチームだった。最後まで行きたいと思っている。ブッフォンも、PKを蹴った選手も、良かったね。5人で決まらなかったら、僕が次に蹴っていただろう。(ウェイン・)ルーニーはあまり目立たなかったね。僕らの功績でもある。うまく試合への準備ができたということさ。今は充電しよう」