今月21日(木)、テレビ朝日の人気バラエティ番組「アメトーーク!」では、「広島カープ芸人」というテーマで、プロ野球チーム・広島カープのファンを自称するお笑い芸人=チュートリアル徳井、有吉弘行、アンガールズ、ロザン宇治原、ザ・ギース尾関らがトークを繰り広げた。

最多勝2回を誇る広島の元エース・北別府学さんも、自身のブログで「アメトーク放送後に頂いた600件を越すコメントを全て読みました。(中略)アメトークさんのおかげで野球に興味を持ってくれた人が増えて本当に有難いです」と喜びを綴るなど、同番組が持つ強い影響力を感じさせた。

だが、同球団で野手コーチを兼任する内野手・石井琢朗は、番組の一部内容に苦言を呈している。22日、「富山へ」と題した石井のブログにおいて、「昨日の『アメトーク』(テレ朝系)みなさん、見ました?よね、カープファンなら当然。全国ネットですものね。広島以外で、あれだけカープのことを取り上げてくれるということは、嬉しいことですよ」と切り出すと、「ただ、ひとこと言わせてもらえば偉大な先輩でもある衣笠さんのことを『ゴリラ』呼ばわりしたのはあれは、ちょっとマズイんじゃないかなと思います。いくら、そういう番組であったとしてもです。僕ら野球人にとっては、考えられないことですからね。あそこは、少し考えてほしかったです」とも――。

番組内では、番組司会の宮迫博之が、国民栄誉賞&野球殿堂入りを果たしている広島OBの鉄人・衣笠祥雄さんを「ゴリラ」と呼んで茶化すと、他の芸人がツッコミを入れるというやり取りが行われていた。