”意外”にカンタン、しかも安い!? 「香港」で会社を作る方法は?

写真拡大

海外に会社を作ってみることを考えたことはあるでしょうか。

たとえば香港などは、租税が安い、(名義人を利用した場合)その会社の内実が知られないなど、香港に会社があるメリットがいくつかあります。

今回は、香港に会社を作るコストについて調べてみました。

香港で会社を作る方法は2つあります。

自分でゼロから作る方法と、すでにある会社を買う方法です。

司法書士事務所などが設立し、登記してある会社を「シェルフカンパニー」と言って、香港にはこのシェルフカンパニーが結構な数あります。

これを購入するとスグに会社を持つことができます。

しかし、ゼロから会社を作っても香港の場合にはあまりお金はかからないのです。

会社を作るのに必要な人数は1人でOKです。

自分1人で設立する場合には、役員が自分で、株主も自分ということになります。

役員や株主の国籍に関して制限がありません。

当たり前ですが、会社の住所(登記場所)は香港でないといけません。

では実際に香港の現場に事務所を借りないといけないのかというと、そんなことはないのです。

ここが面白いのですが、会社の住所は会社設立代行をやっているエージェント業者の住所を借りることが可能です。

つまり自分で香港に事務所を開設して、といったことが必要ないわけです。

この住所の借り賃はエージェントによって変わりますが、年間1,000〜3,000香港ドル(日本円で10,000円〜30,000円)のようです。

資本金は1香港ドルからでOKですが、「授権資本金」の0.1%を資本登録料として当局に支払う必要があります。

授権資本金というのは、会社が発行することのできる株式の総数、その金額のことです。

これがたとえば10,000香港ドルの場合には(シェルフカンパニーの多くはこの金額)、10香港ドル(約100円)になります。

面白いことに会社秘書(Company Secretary)を決めなければなりません。

これは日本にはない「秘書役」です。

会社の書類が法的に適法か、またその書類を扱う、監査的な役割もする人間で、これが自分以外にいないといけないのです。

しかし、ここが面白いのですが、香港にはこれを代行するという業者があって、そこに頼むこともできます。

大体、費用は年間1,000〜3,000香港ドル(日本円で10,000円〜30,000円)です。

会社の登記の際には印紙税を支払い、商業登記証を取得する際にその費用を支払います。

印紙税は1,730香港ドル。

商業登記証の取得費用は450香港ドルです。

日本円にして17,300円と4,500円です。

合計約22,000円なので日本に比べると激安だと言えるでしょう。

マネーロンダリングを防止するということで、その法人の口座を開設するには香港の銀行まで足を運ばないといけません。

筆者の友人で実際に香港に会社を作った人間がいますが、彼の場合にも、あの名高いHSBC(ザ・ホンコン・アンド・シャンハイ・バンキング・コーポレイション・リミテッド)に口座を開くために出かけました。

実際に面談を受けてからでないと口座を開いてはもらえないのです。

なんと勇気のある若者でしょうか(笑)。

払込資本金:1香港ドル=約10円資本登録料(授権資本金10,000香港ドルの場合):10香港ドル=約100円住所の借り賃:1,000香港ドル=約10,000円会社秘書役代行:1,000香港ドル=約10,000円印紙税:1,730香港ドル=約17,300円商業登記証の取得代:450香港ドル=約4,500円小計:41,910円(1香港ドル=10円で計算)口座を開くにはどうしても香港に行く必要がありますので、これに香港への往復旅費と滞在費を足したものが総額コストになります。

もちろん上記の試算はすべて自分で会社設立に関する書類を作って、監督官庁に持って行ってなどをやった場合です。

これを英語、また中国語でこなせる人はおそらくまれでしょう。

そういった面倒なことをすべてやってくれる代行業者が、これまた香港にはたくさんあります(銀行口座だけは自分で面談に行かないとダメですが)。

会社設立の一切合切面倒をみてくれるので、これらの業者をうまく使うのもひとつの方法です。

この代行業者の相場は本当にピンキリで10,000香港ドル(約10万円)で全部込みという業者がいれば、30,000香港ドル(約30万円)+実費という高いなあという業者もいます。

ざっくりですが20万円あれば代行業者の手を借りて会社を設立できると考えていいでしょう。

(谷門太@dcp)