最近では英紙の長者番付リストに名を連ねるなど、すっかり成功したモデルとなったナタリア・ヴォディアノヴァ。

これまで数多くのファッション雑誌のモデルを務め、人々を魅了してきた彼女。だが、今回表紙を飾ったロシア版『GQ』誌の表紙写真では、明らかに上半身が画像処理され、エイリアンのようなプロポーションに見える。

普段のちょっと毛深いナタリアの脚とは比べ物にならないほどすべすべとした脚は、まあいいとしよう。だが、その上に目を向けてみると、ナタリアの頭とふくらはぎがほぼ同じサイズなのがわかるだろうか。ナタリアはハーフマラソンにも挑戦するくらいだから、(ふくらはぎに筋肉が付くのは)わからないでもないけれど...。

ナタリアの頭を縮小させる一方で、ロシア版『GQ』誌は「なげなわ(ラッソ、lasso)」ツールを使って彼女の髪を完璧なほどのカールに仕立て上げている。

もしかしたら、雑誌の表紙モデルに"人間らしさ"を求める我々は間違っているのかもしれない。実際のところ、今回のナタリアはとてもキュートなバービー人形と化しているし、これがロシア版『GQ』誌が求めているものだとしたら、それはそれでいいのだろう。

ちなみに<Huffington Post>の読者投票では、72%が「ナタリアは間違いなく画像処理されている。ビニール製の人形に見える」という結果が出ている。

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