2009年に『さらば雑司ヶ谷』で作家デビューした樋口毅宏氏。物語の設定やタイトルとなった雑司ヶ谷は、樋口氏の出身地。同作品では、ストレートな設定を行う一方、様々な映画や音楽、小説から樋口氏のお気に入りを選抜して盛り込むなど、独自の感性を最大限に優先して作り上げました。

 また、雑誌『BUBKA』の編集をはじめ、『コリアムービー』『みうらじゅんマガジン』で編集長を務めた実績があり、なにやら一筋縄ではいかない雰囲気も漂っています。

 そんな樋口氏の最新作が『二十五の瞳』。今回の舞台は、映画『二十四の瞳』の舞台として有名な小豆島。震災をきっかけに西日本へ避難している作家が、以前から興味のあった小豆島を妻とともに訪れます。そして、海に足を踏み入れた瞬間、まるでコンセントにプラグを入れたように、一瞬でストーリーが出来上がったのです。「この島で別れた恋人たちの物語」です。

 小豆島には、緑色のニジコを見たカップルは別れるという伝説がありました。でも、そもそもニジコとはなんでしょう。 平成、昭和、大正、明治と四つの時代を遡るにつれて、島に残る因縁の物語が明らかになっていきます。

 書籍の帯には「騙されないぞ」「読んでいるこっちまで、頭がおかしくなりそう」といった書店員の声が。どうやら今回の作品も、危険な匂いがしています。



『二十五の瞳』
 著者:樋口 毅宏
 出版社:文藝春秋
 >>元の記事を見る



■ 関連記事
俳優・犬飼若博がつづる最強妻・犬嫁との赤裸々な日々
もし「妻が死んだふり」をしていたら、あなたはどう返す?
本屋大賞×ゼクシィが「突然愛を伝えたくなる本大賞」を8月発表 応募締切迫る


■配信元
WEB本の雑誌