こんなにスゴイ、世界記録たち!



オリンピックの楽しみのひとつが、出場選手たちが記録更新に挑む世界記録の数々。そんな世界記録には、やはり「これホント?」と思ってしまうような途方もないものが多数あります。



今回は、そんな超人的な世界記録を、わかりやすい身近なものに置き換えて紹介します。



まずは陸上競技の世界記録から紹介。



●100メートル競走

男子……9秒58 ウサイン・ボルト(ジャマイカ)

女子……10秒49 フローレンス・ジョイナー(アメリカ)



男子は言わずと知れたウサイン・ボルトの世界記録。女子はジョイナーが'88年に記録したものがいまだに破られていません。鬼ごっこだと鬼は10秒数えないダメですが、ボルトはその間に100メートルも先までピューンと行っちゃう訳ですね。



●1500メートル競走

男子……3分26秒00 ヒシャム・エルゲルージ(モロッコ)

女子……3分50秒46 曲雲霞(中国)



体力測定の定番、1500メートル走の世界記録はなんと3分26秒。「カップヌードルが出来上がりましたよ〜」なんて言っている間にゴールしてしまうという恐ろしい記録です。女子の記録でさえも3分台でなので、男女がゴールしても出来上がりに5分かかるどん兵衛はまだ堅いまま。



●100キロメートル競走

男子……6時間13分33秒 砂田貴裕(日本)

女子……6時間33分11秒 安部友恵(日本)



屋外陸上競技で唯一、男女共に日本人がレコードホルダーなのがこの競技。あまり知られていない記録だがかなりすごいことです。100キロメートルというと、最短距離で東京駅から熱海までの距離にあたります。これを6時間で……ヘタに渋滞に巻き込まれるより早い可能性がありますね……。



●走り高跳び

男子……2.45メートル ハビエル・ソトマヨル(キューバ)

女子……2.09メ−トル ステフカ・コスタディノヴァ(ブルガリア)



街中にある電話ボックスの高さが約2.25メートルなので、男子の記録保持者はあれを余裕を残して飛び越えることができる訳ですね。これは普通に考えてすごいことです。



●走り棒高跳び

男子……6.14メートル セルゲイ・ブブカ(ウクライナ)

女子……5.06メ−トル エレーナ・イシンバエワ(ロシア)



棒を使ってビョーンと6メートルも飛び上がるわけですね。電話ボックスだと約3個縦に並べた高さを飛び越えられるのです。もっとわかりやすい例だと、動物園にいるキリン。大人のキリンの身長が約6メートル。もはや驚異としか言いようがありません。



●走り幅跳び

男子……8.95メートル マイク・パウエル(アメリカ)

女子……7.52メートル ガリナ・チスチャコワ(旧ソビエト)



次は縦ではなく、横にビョーンと飛ぶ競技ですが、道路の幅がだいたい3メートルなので男女共に片側1車線の道路くらいなら軽々と飛び越えることができるのですね。それにしても男子の記録は8.95メートルとは……ちょっとした河川なら飛び越えることができそうです。



次に重量挙げの世界記録を見てみましょう。



●男子56キロ級、女子48キロ級スナッチ記録

男子……138キログラム ハリル・ムトゥル(トルコ)

女子……98キログラム 楊煉(中国)



スナッチというのは、地面に置いた上体のバーベルを一気に頭上まで持ち上げる競技。重量挙げの階級の中で一番軽いクラスですが、それでもこの記録です。数字だけではあまりピンときませんが、130キロはあのホンジャマカの石塚さんと同じくらいの重さ。巨体の石塚さんを「エイヤ!」と持ち上げることができる訳ですね。そう考えるとやっぱりスゴイ。



●男子105キロ超級、女子75キロ超級スナッチ記録

男子……214キログラム バーダッド・サリミ(イラン)

女子……147 キログラム タチャーナ・カシリナ(ロシア)



先ほどとは正反対の一番重いクラスの記録ですが、男子の記録がすごすぎます。元横綱の曙関が現役時代は200キロ強だったらしいので、それを一気に持ち上げてしまうのです。先ほどのホンジャマカの石塚さんもすごいですけど、曙関を持ち上げるのはちょっと想像がつきませんね……。



と、いった形で驚くべき世界記録を紹介してきた訳ですが、身近なものに置き換えて考えてみるとそのすごさが実感できますね。「記録はいつか破られる」と言いますが、これらのすごい記録もさらにすごい記録によって塗り替えられる日が来るのでしょうか? ロンドンオリンピックでの記録更新に期待しましょう!



(貫井康徳@dcp)