実際に働く社員を見て「好きなことを仕事にしていいんだ!」と思えました

インターンシップで見つけた“働く自分” Vol.29

株式会社タカラトミー 宗形亜美さん

5日間のインターンシップで、それまでの“会社”のイメージが打ち砕かれたという宗形さん


■モノづくりが好きな自分を再確認。自分らしくいられる会社を選ぶこと

「君は案外おもちゃ業界が合っているのでは?」という大学教授のひと言に触発され、タカラトミーに興味を持った宗形さん。インターンシップは、5日間。新しいおもちゃの企画を考えるというプログラムで、最終日には参加者一人ひとりが自分のアイデアをプレゼンテーションするというプログラムだ。

初日は、オリエンテーションとグループディスカッション。2日目は、先輩社員から「おもちゃの企画開発とは?」について講義を受けた後、先輩社員と一緒にブレインストーミングを行った。そして、3日目からは自分のアイデアを具体化していく作業。自分が考案した企画に対して「技術的に難しそうだねぇ…」と難色を示す先輩社員を説得するため、実現可能であるという資料を揃え、最終日のプレゼンに臨んだ。
しかし、評価は「自信のなさがプレゼンに表れている」というもの。「プレゼンは『この企画は絶対にうまくいく』と思わせることが大事なんだ」とアドバイスを受けた。

「確かに自分の中でも企画に迷いがあり、『これは面白い!』という自信と、『そう思っているのは自分だけなのでは?』という不安の波が交互に押し寄せていました。プレゼンの日は不安が勝ってしまい、それをズバリ見抜かれてしまいました。とても悔しい思いをしましたが、プレゼンの基本を学ぶことができましたし、一から企画を練り上げていくプロセスを経験して、『やっぱりモノづくりが好きなんだ』と自分の志向を再確認できました」

一方で、宗形さんは「自分がやりたいアイデアをどのように現実的に具現化させていくか」という仕事の難しさも感じた。
「ただ『こういうものをつくりたい』というだけでは通用しません。つくりたいものを精査していく過程で、『本当に子どものニーズを満たしているか』『ターゲットに合っているのか』『気軽に買える値段か』などを考え抜き、売り上げや利益を生み出せる企画にしなければならないというシビアな面も実感しました」

インターンシップの5日間で宗形さんの中に芽生えたタカラトミーの印象は、のびのびとした自由な雰囲気と、子ども心を持った社員が多いというもの。服装は基本的には自由ということで、ファッションで個性を主張している社員がいることにも驚いた。そんな空気感が「自分に合っている」と思えたのだ。
「プログラム3日目に、先輩社員に自由に質問できる時間をもらったんです。そこで、企画開発担当者に『どのようにアイデアを出していくのか』と『会社での一日をどのように過ごしているのか』という質問を投げかけたところ、返ってきたのは『アイデアは、外をブラブラしながら考えることが多い』という返事。『えっ、会社なのに、そういう仕事の仕方ってありなの!?』と唖然(あぜん)としました(笑)」

それまで堅苦しく考えていた“会社”というイメージが、見事に打ち砕かれたという宗形さん。
「それまで『仕事は、生活していくために義務で働くもの』ととらえていましたが、1日約8時間を仕事に費やすのなら、好きなことをする方がいいに決まっているし、自分らしくいられる会社で働くべきだと気づいたんです。タカラトミーでのインターンシップを通して『楽しく仕事をしていいんだ!』と思うようになりました」

現在の仕事は、国内向けボーイズ商品を企画すること。
「女性として、どこまで男の子のロマンがわかるのかという不安はありますが、女性だからこそ新しい目線で企画できるかもしれないというワクワク感もあります。当面の目標は、100万個以上売れるようなヒット商品を企画すること。そしていつかは、リカちゃんやトミカのように定番となるブランドアイテムをつくりたいですね」

※インターンシップの内容は当時のものであり、現在とは多少内容が異なります。