株や商品そのものではなく、売買する権利が付いた予約券を取引します。

価格が変わるものを「いくらで買う※」と予約する仕組み


※コール型の場合


株そのものではなく売買する権利を取引

株式投資の場合、株を買って値上がりを待つのが一般的。これに対して、株自体を買うのではなく、「○月○日にA社株を1万円で買います」という予約券を取引するのがeワラントの仕組み。「満期日に決められた価格で元の資産(原資産)を買える権利」(コール型)や「売れる権利」(プット型)が付いた予約券がeワラントなのです。

元の資産の値動きを予想して選ぶ

「日経平均を2012年12月12日に1万円で買う」というコール型のeワラントを例に説明しましょう。満期日の実際の日経平均が1万2000円なら、自動的に権利が行使されて、実際の価格(1万2000円)と権利行使価格(1万円)の差額2000円相当がもらえ、予約券の価格を引いた分が利益となります。

実際には満期日を待たずに売却する方が多い

つまり、eワラントを購入するうえでのポイントは、「元の資産の価格がこの先、上がるのか、下がるのか」を予想すること。上がると思えば「コール型」、下がると思えば「プット型」を購入します。ちなみに先ほどの例では、満期日の日経平均が権利行使価格を割り込んだ場合、実際の価格と権利行使価格の差額はマイナスに。ただし、「損失額は最大でも投資額まで」というルールがあるので、追加のお金を支払って、マイナスを穴埋めする必要はありません。

とはいえ、投資額がゼロになってしまうのは避けたいところ。そこでおススメしたいのが、予約券(eワラント)の価格が買値を十分に上回ったら、その時点で売却してしまうこと。満期日まで持ち続ける必要はなく、いつでも売却可能なので、利益確定するチャンスも豊富なのです。

【KEYWORD】

▶満期日
「この日に権利行使価格で元の資産を売買する」と定められた期日のこと。満期日まで保有してもかまわないが、満期日を待たずに売却して、損益を確定する利用法が一般的。

▶権利行使価格
「将来、元の資産を○○円で買う」(コール型)、「○○円で売る」(プット型)と決められた価格のこと。元の資産が同じeワラントでも、権利行使価格は銘柄ごとに異なる。

ドイ所長

eワラント研究所の所長で、eワラントの生みの親!本職はeワラント証券のチーフ・オペレーティング・オフィサー。


ワランちゃん

e ワラント研究所の新人アルバイト。投資意欲はたっぷりだけど資金不足が悩みのタネ。eワラントに興味津々!


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この記事は「WEBネットマネー2012年7月号」に掲載されたものです。