イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督は、EURO2012第2戦のクロアチア戦後、アイルランドとの最終節に向けて、3、4人の選手を変更すると明かした。16日の練習から、新たに出場する選手たちを見出してみよう。

16日の練習は、最初の45分間がメディアに公開された。プランデッリ監督は初めて、FWアントニオ・カッサーノとFWアントニオ・デオイ・ナターレを攻撃陣で組ませている。一方でFWマリオ・バロテッリは、右ひざを軽く痛めたために、トレーニングを途中で切り上げている。イタリアサッカー連盟は、ドクターが17日に診察すると発表した。

一方、DFアンドレア・バルザーリはグループに戻っており、良い動きを見せている。ふくらはぎのケガでこれまでの2試合を欠場した同選手だが、すでに回復している。彼が重要な選手、つまり先発になると考えるのは当然だろう。

右サイドのDFイニャツィオ・アバーテや、左サイドのDFフェデリコ・バルザレッティも候補となる。両サイドはかなり苦しんでおり、このポジションでの変更を予想すべきだ。

また、プランデッリ監督はダイヤモンド型の中盤を試している。この2年間の大半で用いてきた戦術だ。片方のチームは、カッサーノとディ・ナターレの後ろにMFアレッサンドロ・ディアマンティが入っており、もう片方ではバロテッリとFWファビオ・ボリーニの後ろにFWセバスティアン・ジョヴィンコが入った。

だが、MFダニエレ・デ・ロッシを中盤に戻した4-3-1-2や、特にユヴェントスの選手を始めとするチームが望む3-4-1-2の形で、MFチアゴ・モッタを起用することもあり得る。

練習の雰囲気はすでに試合のそれとなっている。アイルランド戦では、もうミスをする余裕はない。