当然だが、優待株の魅力は優待内容。とはいえ、そればかりに目を奪われると株価の下落で大きな含み損が…。業績面も要確認!


長期保有が◎の業績安定6月優待10

業績堅調なら株価の下値も限定的といえる

いくら優待内容が超魅力的でも、株価がどんどん下がってしまっては元も子もない。欲を言えば右肩上がり、少なくとも下値が限定的な銘柄に的を絞ったほうが無難だ。そうなると、手がけるビジネスの将来性や足元の業績の推移にも目を向ける必要がある。フィスコの小川佳紀さんは次のように指摘する。

「株主優待を実施している企業は自動車や電機といった主力株よりも、小売業やネット関連、その他サービス業が中心。自動車や電機は3月本決算が多く、しかも大震災の影響で大幅に業績が落ち込んだ前期からのV字回復が期待されています。対して、今年6月に中間・本決算を迎えるサービス業は、大震災の影響が足元の業績に反映されることに。ところが、意外と落ち込んでいないのです」

全般的に悪くないなら、その中でも突出して業績の安定ぶりが光っている企業に目をつけるのが得策。そして、優待内容と両睨みでターゲットを絞り込むわけだ。小川さんがプロの視点からそういった銘柄をピックアップしたのが下記のリストだ。いずれも業績低迷リスクは低く、あとは優待内容で取捨選択しよう。




小川佳紀
フィスコ

国内証券会社などを経て、2007年より現職。IPO銘柄や中小型銘柄を中心に調査・分析しているアナリスト。ファンダメンタルズを重視し、成長性の高い銘柄の発掘とわかりやすい解説に定評がある。


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この記事は「WEBネットマネー2012年7月号」に掲載されたものです。