先日紹介した「子供たちだけじゃない!ファイルの無許可ダウンロード罰則化はオトナも危険」に関連する情報だ。本日、午前9時から開始された衆議院文部科学委員会、案件「著作権法の一部を改正する法律案(180国会閣64)」において、いままでITライフハックで何度も取り上げてきた、無許可ダウンロードの刑罰化、いわゆる違法ダウンロード刑罰化について委員会の全会一致で可決され、午後の衆議院本会議に上程、そのまま賛成多数で可決された。

これで参議院本会議を通過すれば、スマホユーザーやPCユーザーであれば、嫌疑さえかければ晴れて誰でも引っ張ってこれる法律が誕生することがほぼ決まった。

著作権を侵害している音楽データや録画データを、著作権を侵害していることを承知の上でダウンロードした者には、2年以下の懲役や200万以下の罰金が下されることになる。

音楽業界としては、最高2年の懲役または、200万円の罰金とは、割に合わないだろうから一定の抑止になり、引いては音楽CDの売り上げが回復すると見込んでいるのだろう。これで音楽CDの売り上げが回復しなかったら、今度は何の問題にするのだろうか興味深い。

テレビ(一部アニメ除く)もまったくといっていいほど見ず、好きな音楽もあまりない筆者にとっては、この法律で受ける影響は皆無に等しいが、非常に残念な結果になったと思っている。

衆議院文部科学委員会の内容はすでに衆議院TVインターネット審議中継のアーカイブで見ることができるので「6月15日」、「文部科学委員会」で検索して内容をチェックしてみるといいだろう。中には寝ているように見える人もいて、どういった雰囲気の中で審議されたのかが理解できる。正直、見ていて気分の良いものではないということだけお断りしておく。


衆議院TVインターネット審議中継
■ビデオライブラリ:衆議院文部科学委員会、案件「著作権法の一部を改正する法律案(180国会閣64)」

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