京都の裏の町並み=ウラマチナミから眺める京都

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京都といえば町家の町並みが一つの見どころであるが、実はその裏にもう一つの町並みが潜んでいることはご存知だろうか。これがダンメン界でウラマチナミと呼ばれているものである。ダンメンがいくつも連なってあたかも町並みのように見えるそれがウラマチナミ。

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間に坪庭を挟むように建つ伝統的な町家の場合はこんな感じ。

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それに奥行きと変化がつくとぐっと町並みっぽく。

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ウラマチナミはキリクチだけでなくテンシャタイプにもある。

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キリクチとテンシャがハイブリットに並んだタイプも。

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小さな増築が後ろに並ぶとより町並みっぽく。

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奥行きの深さと増改築が最大限にからんでより町並みに近い景観が生み出される。

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ここで通り側の伝統的町並みとダンメンのウラマチナミを比較してみよう。

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通りに沿って同じ意匠が続いていくこと、伝統的意匠が過去から受け継がれ、未来へと持続されていること…。これが京都に代表される模範的な町並みのありかたであり、そのキーワードは「連続」である。
奥行きに向かって“ちぐはぐ”に並ぶこと、度重なる増改築でオリジナルのかたちから“変わり果て”、“その場しのぎ”の補修ですまされること…。これが京都に代表される模範的(?)なダンメンのありかたであり、そのキーワードは「不連続」である。
扱われ方が違えば当然現れ方も異なってくる。町屋には町並み/ダンメンというパラレルワールドが展開されているかのようだ。
その点、注意して京の町を歩くとより京都の面白さが味わえるというものです。