技術者として働くことを実感できたのが一番の収穫。目標とする社員にも出会えました

インターンシップで見つけた“働く自分” Vol.27

村田機械株式会社 岡島 一帆さん

2週間のインターンシップ中に岡島さんが見つけた「目指すべき理想の技術者」とは?


■インターンシップを通して「やはり自分はモノづくりがしたい」と確信

インターンシップ初日の工場見学で、生まれて初めて目にした幅30メートルを超える繊維機械。そのスケールの大きさに、岡島さんは心を奪われた。
「こんなに大きな機械を制御するなんて、すごくやりがいがあるだろうなとワクワクしました」

村田機械の人事担当者にすすめられるまま参加したインターンシップは、想像以上に内容の充実した2週間だった。技術系の参加者は約10名。岡島さんに与えられたテーマはモーターの制御。現在所属する部署に配属され、初日と2日目は工場・職場見学や社長との昼食会。3日目は座学の講義や機械の解体作業、4日目は電気設計の基本やモーター制御などを学び、2週目は制御ソフトのプログラミングや回路の設計に1人で取り組んだ。
「大学で制御工学を学び、理解しているつもりの知識も、やはり実際に使うのは難しいと実感しました。でも、教科書には載っていない実践的なことを学べましたし、初めて制御プログラムをつくった達成感を味わうこともできた。この体験を通して『やはり自分はモノづくりがしたい』と確信しました」

2週間のインターンシップ中は、歓迎会や同じ大学出身者との飲み会、送別会とほぼ1日おきに誘ってもらい、仕事以外の話もした。
「右も左もわからない学生の私に対しても真剣に向き合ってくれるし、皆すごくイキイキと仕事をしているんです。フロアは事業部長の席にも仕切りがなく開放的だし、部下が上司に意見を言いやすい風通しの良さを感じました。社員と同じ制服に身を包み、一緒の職場で課題に取り組んだことで、村田機械の社風を実感したのと同時に、そこで働く自分をイメージすることができました」

特に印象的だったのが、指導にあたってくれた入社14年目のベテラン社員。どんな質問にもすぐに答えが返ってくる知識の豊富さに感動した。
「純粋に『こんなオールラウンドな技術者になりたい』と思ったんです。自分が目指すべき理想像と出会えたことで、『自分が成長するのに良い会社だな』と思えました。大学時代の貴重な夏休みでしたが、半日程度の会社訪問では感じ得なかった、実り多い2週間を経験したことで、友人たちより一歩も二歩も前進できました」

その後、岡島さんは30社以上を訪問し、20社近くにエントリー。いくつもの企業で先輩社員の話を聞き、面接を受けていく過程で、“村田機械に入社したいという気持ち”が高まっていった。
「インターンシップ時の印象だけで決めたくなかったし、正直、大手志向が捨てきれていませんでした。でも、大手企業の若手社員との懇談会で聞こえてきたのは『この部分を担当している』という声。一方で、村田機械では若手社員がもっと幅広い仕事を手がけているのを見てきた。いろいろな企業の先輩社員の話を聞いているうち、『重要なのは企業規模ではなく社風であり、そこで働く自分の姿をイメージできるかどうかだ』という思いに至ったんです」

現在は技術センター内でソフトを組んだり、実験室で評価を行ったりしている岡島さんだが、ときにはお客さまの工場でプログラムの改造やバージョンアップを行うこともある。2年目には、中国の繊維工場への出張も経験した。
「お客さまの工場に出向くところまで、1人で担当させてもらえることにやりがいを感じています。自分がつくったプログラムが実際に稼働している様子を見ることができますし、お客さまの『ありがとう』を直接聞くこともできますから。目標は、もちろんインターンシップのときに出会った先輩社員のようなオールラウンドな技術者になることです」