アジア各地を旅行中のフランス人のブログ「movewalkingmile」では、日本を訪れた筆者が、印象をつづっている。

 筆者は中国を周遊してから、日本を訪れた。日本でまず印象的だったのは、日本人の礼儀正しさだと語る。買い物や食事の時には、従業員の応対がとても良く、歓迎されていることが伝わってきて、サービス精神も旺盛だったという。また、「ありがとうございました」と感謝の言葉も何度も聞き、優れた接客をしていたと述べている。

 ほかには、地下鉄のエスカレーターでも立つ側と歩く側のルールが守られており、中国人とは違って人がぶつかってこないなど、他人に対する配慮が感じられ、マナーの良さが気持ちいいと絶賛している。

 一方、日本人には子どものような心もあるのかもしれないと伝えている。街角には、遊技場であるパチンコが多く存在し、またプリクラのブースも多数あったと語っている。また、街は音であふれており、パチンコ店の音、プリクラでは撮影に関する音声ガイド、またトラックも音声でバックすることを伝えたりと、フランスと比較して音が圧倒的に多く、まるで効果音にあふれたゲームの世界に入ったようだと記している。

 筆者は今回東京を観光したが、東京は多彩な魅力があることだという。地下鉄で数駅の間隔で、浅草など日本の伝統文化が体験できる場所があったかと思うと、電化製品などを販売する店舗が多く立ち並ぶ秋葉原がある。また、スーツ姿のサラリーマンが多いかと思うと、奇抜なスタイルの若者やコスプレ姿の人の姿もあり、東京は街も人もさまざまな顔を持ち、筆者の好奇心を飽きさせない魅力にあふれていたと、好印象をつづっている。(編集担当:山下千名美・山口幸治)