中小企業の景況感、4〜6月期は”マイナス20.0” -  7〜9月もマイナス10.3予想

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財務省と内閣府は11日、2012年(平成24年)4〜6月期における法人企業景気予測調査の結果を発表した。

それによると、4〜6月期の大企業全産業の景況判断指数(Business Survey Index:以下、BSI)はマイナス3.1で、3期連続で悪化した。

同調査の対象は、資本金、出資金または基金(以下、資本金)1,000万円以上の法人(ただし、電気・ガス・水道業及び金融業、保険業は資本金1億円以上)で、 今回は1万2,535社から回答を得た。

調査時点は5月15日。

なおBSIは、自社の景況感が直近の四半期と比べて「上昇」と答えた企業の構成比から、「下降」と答えた企業の構成比を差し引いた指数となる。

4〜6月期のBSIを全産業で見た場合、大企業はマイナス3.1、中堅企業はマイナス7.2、中小企業はマイナス20.0と、いずれも「下降」超となった。

業種別に見ると、大企業の製造業はマイナス5.7、非製造業はマイナス1.6、中堅企業の製造業はマイナス12.9、非製造業はマイナス5.5、中小企業の製造業はマイナス26.0、非製造業はマイナス18.8となっている。

一方、全産業の7〜9月期の先行きについては、大企業がプラス8.8、中堅企業がプラス5.7と、「上昇」超に転じる見通し。

しかし、中小企業はマイナス10.3と、「下降」超で推移する見込みだ。

6月末時点の「従業員数判断」BSI(「不足気味」−「過剰気味」社数構成比)を全産業で見た場合、大企業がプラス0.4、中堅企業がプラス8.0、中小企業がプラス5.6と、いずれも「不足気味」超となった。

また、全産業の9月末時点の先行きについても、大企業がプラス1.1、中堅企業がプラス6.5、中小企業がプラス4.8と、いずれも「不足気味」超で推移する見通しとなっている。

2012年度の全産業の売上高に関しては、前年同期比2.9%(上期同3.5%増、下期同2.4%増の見通し)の増収を予想。

業種別に見ると、製造業が同3.1%(上期同3.4%増、下期同2.9%増の見通し)、非製造業が同2.9%(上期同3.6%増、下期同2.2%増の見通し)の増収を見込んでいる。

同じく2012年度の全産業の経常利益については、前年同期比6.5%(上記5.8%、下記7.1%の増益見通し)の増益を予測。

業種別では、製造業が同5.7%(上期同2.8%減、下期同13.1%増の見通し)の増益、非製造業が同6.9%(上期同9.7%増、下期同4.4%増の見通し)の増益見通しとなっているまた、2012年度の全産業の設備投資は、前年同期比8.4%(上期24.8%の増加見込み、下期3.9%の減少見通し)の増加見通し。

業種別に見ると、製造業が同9.8%増(上期同27.7%増、下期同4.9%減の見通し)、非製造業が同7.5%増(上期同22.8%増、下期同3.2%減の見通し)と予測している。