8日、埼玉スタジアムでは、サッカーW杯アジア最終予選が行われ、日本代表が本田圭佑のハットトリックなど大量6点を挙げ、ヨルダン代表に快勝した。

試合後、ゲームの主役となった本田をキャッチ。試合を振り返って貰った。

本田圭佑
「ちょっとできすぎな部分もありますが、1点目をあの時間でしっかりとセットプレーから(前田)遼一君が決めたことで、自分たちのペースに持って行けたというのが、大差になった要因かと感じています。

点を取れるだけ取りたいと考えていましたし、(自分の)3点とも味方のプレーに助けられたという感じがあります。結果的に3点取れてよかったです。

1点目は文句のいいようのないパスで、僕は本当に走っているだけという感じで目の前にボールが来たのでヤット(遠藤保仁)さんに感謝したいと思いますし、2点目は結果オーライというか、岡崎(慎司)はシュートを打ったと思うのですが、あれも、よく言えば、オカがシュートを打つタイプだとわかっていたから(点が)取れたと思うんですわ。オカはパスを出さへんというのがあるから(笑)。

でも、それは今までずっとやってて、そこの信頼関係というか。GKが弾くかと読んでいたらDFに当たってうまい具合に転がってきたので、ラッキーというか。もっと強豪とやることになったら、細かい詰めは勝負を左右すると思うので、ああいうことの繰り返しかと思いますが、まだまだ足りない部分があると思います。

回数と質、スピード感とか。今日は相手もマンツーマンでついてきてて、最初はやりづらいことがあったのですが、それも相手が悪くなってきたというか、こっちが1点を取って変わってきたと思いました。(前田)遼一君が決めてから、スペースが空いてきたと感じました。前の試合ほどではないのですが、そう甘くはないですよね。

前半は相手もしっかりコンパクトに入ってきていたし、体も強かったし、そこでガチガチで、転がっている場面も多くて。やはり1点目の取り方だと思います。試合への入り方が何よりもよかったと思います。そこは文句の付けようがないくらいよかったんじゃないかと思います。先制点をできる限り早く取ろうということで入っていますし、誰が点を取ってもいいんですよ。その中で点を取りたい選手が前線にいて、それがいいほうにいってるかと感じます。

みんながお互いに刺激し合ってるんじゃないかと思います。今の2試合で完成度を話すのは時期尚早かと感じていて、オーストラリア戦の後は違う課題が残っていると思っているし、さらに強い相手とやったらまるで違う課題が出てくる中で、この2試合はいいところがたくさん出たけど、悪いところがどこやったかと見つめることが重要だと思うんですよ。だから完成度という意味でも満足できるものではないかと……。

むしろ満足してはいけないと思ってます。得点バリエーションが増えた理由はシンプルで、それは海外でプレーしている選手が増えたからだと思います」

伊野波「クソーです」、中村憲「情けないね」、長友「今の僕たちだったら」 出場選手のコメント