6日、東京・日本武道館において第4回AKB48総選挙の開票結果が発表された。選挙全体の総投票数は138万4122票と昨年の1.2倍となった一方で、1位・大島優子と3位・柏木由紀が得票数、得票率ともに昨年比で減らし、票が分散傾向にあることが確認された。

 1位・大島の得票数は10万8337票と昨年の12万2843票から10%減、得票率も昨年の10.5%から7.8%まで2.7ポイント下がった。3位・柏木は得票数が4%減、得票率が1.2ポイント減となり、前年比20%増の7万2574票まで得票数を伸ばした渡辺麻友が2位の座を得ることとなった。

 一方、躍進が見られたのは4位・指原莉乃(前回9位)、9位・松井珠理奈(14位)、16位・梅田彩佳(前回22位)の3名だ。選抜メンバー(16位まで)の平均得票数が前年比1.1倍である中、指原が1.5倍、松井は1.7倍、梅田に至っては2.1倍と得票数を大きく伸ばした。

 ソロとしての指原、松井の所属するSKE48、梅田の所属するAKB48の派生ユニットのDiVAは、いずれもavex traxの所属アーティストであり、票が分散した今回の選挙では、avex勢に票が集まる結果となった。AKB48以外での音楽活動がファンの投票行動に影響を与えたと言えるだろう。(編集担当:谷原大進)