女子は3大会連続の五輪出場を決めたバレーボールだが、男子は厳しい状況が続いている。

 「2012ロンドン五輪バレーボール世界最終予選兼アジア予選」男子大会は6月1日に開幕。2大会連続の五輪出場を目指す日本は、初戦(1日)でセルビアに3-0で完敗。第2戦(2日)はベネズエラに3-0で快勝。第3戦(5日)はライバル・韓国に3-2で辛勝し、2勝1敗で勝ち点を5に伸ばした。

 ところが、5日、勝ったにもかかわらず、早くも自力での五輪出場が消滅してしまったのだ。五輪への出場権を得るには、同予選で1位になるか、2位以下でのアジア最上位になるしかない。5日現在の順位は1位=セルビア(勝ち点9)、2位=豪州(勝ち点9)、3位=イラン(勝ち点5)、4位=日本(勝ち点5)。予選にはアジアからは日本、韓国、中国、イラン、豪州の5カ国がエントリー。他の地域からはセルビア、ベネズエラ、プエルトリコの3カ国が出場し、全8カ国で五輪枠を争っている。

 順位付けは勝ち点制で、3-0、3-1の勝利で勝ち点3、3-2の勝利で勝ち点2、負けても2-3なら勝ち点1が与えられる。勝ち点が並んだ場合は、(1)勝利数、(2)セット率(総得セット÷総失セット)、(3)得点率(総得点÷総失点)の優先順で、優劣がつけられる。

 イランよりセット率に劣る日本は、残り4戦をすべて3-0で勝っても、勝ち点は17止まり。一方、現在2位の豪州は日本に0-3で完敗しても、残り3戦で勝てば現在1位のセルビアとともに勝ち点を最大18に伸ばせる。セルビアが1位、豪州が2位でアジア最上位となれば、日本の五輪行きは消滅する。今後の他国の試合結果次第で、自力での出場が復活する可能性はあり、他力本願だ。

 ぜひとも、女子とのダブル出場を果たしてほしいところだが、残り4戦。他国の結果を見据えながら、厳しい闘いが続くことになる。
(落合一郎)