ドルドレイの要塞は、元々数百年に渡りミッドランド王国の国境防衛の要だった。だが、チューダー帝国の手に堕ちて以来のこの百年は、皮肉にも彼らの領土侵攻の最大の拠点となっていた。その堅牢ぶりは、ミッドランド二大騎士団の片翼を担う白虎騎士団が壊滅の憂き目にあう程だ。今回の遠征で全軍の4割近くの兵を失っていて、総力戦でも堕とせる保証はない。しかも長期の攻めになれば敵主力に背後を突かれ駐屯軍との挟み撃ちにあう危険もある。だが、ここで「鷹の団」が攻略に成功すれば、一気に栄光の道へと駆け登ることができる。

やはりグリフィスが「鷹の団」のみで攻めることを王様に進言
負け戦をするのは無駄。みんなでこっそりと逃げてしまう