真夏の体調不良。汗ばんでベトついた皮膚が原因?






暑い夏、体調不良を感じやすい人は多いのではないでしょうか。暑さにより疲労しやすいという人や、暑いのに体が冷えやすく、頭痛を起こしたり肩こりが強まるといった声は、よく聞きます。暑い季節に起こるこうした症状ですが、きっかけや悪化要因は、ひどい暑さやエアコンにあるかもしれません。しかし、体調を崩しやすい下地は、それ以前につくられている可能性があるのです。





夏の体調不良は、内臓を正常に機能させたり、発汗・体温の調整、体の緊張とリラックスのバランスに密接な関係のある自律神経系の乱れがかかわっています。自律神経系の正常な働きは、体調良く元気に過ごすためにも、とても大切だということになります。自律神経系の乱れやすくなる要因は、梅雨のころから始まっていると考えられます。



梅雨は雨の日が多く、ジメジメした不快なイメージがあるせいか、気分的にもすぐれないし好きな時期ではない、という人が少なくありません。不快感と気分的にもすぐれない理由は、こういったイメージによるものだけではなく、実際に体感する「湿気」による影響もあります。



梅雨時期はヒトが不快に感じる、湿度80%を超えてしまう日も多々ありますが、この時に自律神経系のバランスを崩すきっかけになりやすいことは、皮膚のジトジト汗です。



汗が流れ出るほどではなくても、なんとなく汗ばんでベトついた皮膚になってはいないでしょうか?これが、ぜひ避けていただきたい状態なのです。



湿度が高い日は、皮膚の汗も蒸発しにくく体内に熱がこもりやすくなり、それが結果的に体温調整をコントロールする機能の妨げとなってしまう恐れがあります。体温調整機能が低下した状態が続くと、自律神経系の乱れも回復しにくくなり、胃腸の不具合や肩こり、冷えといった体調不良へとつながります。



こうして、梅雨時期に自律神経系の乱れが生じた身体で、エアコンを使い始めたり、夏の暑い時期に冷たいものを食べたり飲んだりすると、弱っていた部分への刺激となり、体調の変化をきたしやすくなります。



夏の自律神経系への悪影響を予防する意味でも、梅雨時期の体調管理は万全にしておくべきです。汗は流れ出ない程度であっても、コマメにふき取り皮膚はべたつかない状態に維持させることが理想的です。エアコンの使い始めの時期も重なるかと思いますが、汗で体が冷やされないように注意をしましょう。



梅雨時期は、気温も不安定であることが多いため、衣類で調整できるよう、出勤時に準備しておくと安心です。

(文 檜垣暁子)



■著者プロフィール



檜垣 暁子(ひがき あきこ)

オールアバウト 肩こり・腰痛ガイド

http://allabout.co.jp/gm/gp/51/

カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。