ワインの絞りかす「パミス」が虫歯菌の増殖を抑制-日本製粉

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日本製粉と広島大学が共同研究として発表した論文「Streptococcus mutans に対するブドウ酒搾りかす抽出成分の抑制効果」が、一般社団法人・日本小児歯科学会の、平成23年度「小児歯科学雑誌優秀論文賞」を受賞した。

「パミス」は、ワイン製造過程でブドウを圧搾した後にできる果皮・種・梗の混合物。

日本全国で年間数千トン発生するといわれ、現在は堆肥や肥料として再利用されている。

さまざまな有用成分が含まれており、主成分であるオレアノール酸は、虫歯・歯周病予防・口腔(こうくう)ケアに効果があるとされる。

また、アントシアニンなどのポリフェノール類を含み、抗酸化作用も有する。

近年の健康に対する意識の向上に伴い、機能性のある天然素材を応用することに関心が高まる中、歯科領域でも、虫歯菌増殖抑制などの機能性を持つ素材について研究が行われている。

日本製粉は、すでに国産ワイン由来パミスから抽出・精製した業務用商品「ニップン パミスエキスGR」を発売。

機能性食品素材として注目を集めている。

今回の「小児歯科学雑誌優秀論文賞」受賞により、パミスエキスの機能性についての信頼が一段と高まることで、サプリや食品などへの幅広い展開が期待される。