会社選びの選択肢に“職場環境の大切さ”が加わりました

インターンシップで見つけた“働く自分” Vol.25

ゴールドマン・サックス 鈴木友博さん

テクノロジー部門での1週間のインターンシップを経験した鈴木さんの仕事選びの決め手になったことは?


■英語力とプログラミング業務の両面で、自分を鍛えてくれる職場だと思った

大学院への進学を決めていた鈴木さんが、大学3年のときにインターンシップに参加したのは、社会勉強のため。ゴールドマン・サックスのインターンシップに参加する文系の友人から、テクノロジー部門でも募集があることを聞き「大学の授業で学んでいるプログラミングが、ビジネスの現場でどう活用されているのかを見てみたい」とエントリーした。

期間は1週間。テクノロジー部門のインターンシップには約15名が参加し、3、4人のグループに分かれて課題に取り組んだ。鈴木さんたちのテーマは、オフィスの移転計画。移転の際に想定されるシステム関係の問題を洗い出し、業務に支障のない移転計画を立てること。そのために、各部署の社員とミーティングを行い、それぞれの業務内容やオフィス移転による影響などをヒアリングし、電話やネットワーク設備の移動に何日ぐらい必要なのかを割り出していった。
「約10部署とミーティングを行いましたが、驚いたのは、社員の顔ぶれが実に国際色豊かなこと。そのうえ、すごくプロフェッショナルな印象を受けました。自分の仕事をきちんと理解しているから、どんな質問にもすぐ答えが返ってくるし、応対がとても丁寧でした」

この課題を通して、鈴木さんは各部門の仕事内容を知ると同時に、社内システムについての理解を深めた。
「素早くビジネスに対応するため、多くのインフラやソフトウェアを自分たちで構築・管理していることがわかりました。ソフトウェアを開発する人にとっては、利用者が身近にいるのは反応がすぐにわかって面白いし、利用する側にとっては、疑問やトラブルを社内ですぐ解消できる。ソフトウェアの開発を専門とする会社でのプログラミングは、もらった仕様書通りにつくるのが仕事。それに比べて、利用者が社内にいて、自分のアイデアをすぐに実装しフィードバックをもらえる環境は魅力的に映りましたね」

心配だったのは、外資系企業に求められる英語力。このときのミーティングはすべて英語で、ときにはわからないこともあり、同じチームのバイリンガルのインド人に助けてもらった。
「自分の英語力が不安で、いろんな人に聞いてみました。そこで返ってきたのは『英語ができなくて辞めていった人はいない』という答え。このひと言で、何とかなると思いました(笑)」

企業選びで鈴木さんが重視したのは、自分を鍛えられる職場かどうかということ。
「特に、英語力とコンピュータプログラミング面で鍛えられるかどうか。だから、国際的環境である外資系企業、業種よりもプログラマーという職種にこだわって探しました」

大学院2年の就職活動では、2社から内定をもらったが、入社の決め手となったのは、大学3年のときのインターンシップだった。
「それまでは、職業としてプログラミングができればいいと思っていましたが、ゴールドマン・サックスでのインターンシップを通して“職場環境”も大切だということに気づいたんです。一般的に、外資系=冷たいと思われているし、私自身も、外資系=自分本位の人が多いというイメージを持っていました。ところが、実際はとてもチームワークを大切にしていて、優しい人が多く、働きやすい環境だと思えた。それに、この会社がどのレベルのコンピュータ知識を求めているのかがわかっていたことも大きかったですね」

鈴木さんは、入社後しばらくプログラミングではない業務を担当していた。そこで、上司に相談し、現在の仕事に変えてもらったという。
「自分を鍛えるためには、こうしてチャンスを与えてくれる上司がいることも重要。『チャンスは成果で返そう』と頑張れますからね。この会社には、若い人たちの才能を生かしてチーム全体でいいパフォーマンスを発揮しようという風土がある。だから、楽しそうに仕事をしている若手が多いんです」