世界最大規模の家具見本市「ミラノ・サローネ」は、2012年4月17日から22日までの6日間、イタリア・ミラノのフィエラ(本会場)とフォーリ(市内会場)で開催されました。

ミラノサローネ2012から、イタリアブランドメーカーを中心に紹介しながら、これから来るであろうフォルムやカラ―のトレンドの予測を、お伝えしていきます。
前回は、2012年のトレンドカラーをまとめたものをご紹介しました。今回はインテリア家具のトレンドフォルムについてご紹介します。
 
今年のソファやチェアのデザインは、トレンドカラ―のバリエーションに加えてファブリックのコンビネーションの組み合わせが多かったようです。たとえば上記のソファのようにソファ本体とクッション部分の色を替える方法や、生地自体のテクスチャーを別のものに替えての組み合わせが目を引きました。
 
バックの下段面だけに、エンボスを入れたモローゾのソファ。


ファスナーだけの色を違えるデザインも多い。



内側と外側というイメージで張り生地を替える。

色のトーンは同じでシートと背もたれの張り生地が違う。
 
 
次に、フォルムに注目しました。
フレームと表現がいいのかわかりませんが、細い棒の組み合わせで形成されたテーブルやチェアが気になりました。

細いフレームで作られたセンターテーブル。

テーブルやチェア、ソファの足が細いパイプで形成されたフォルムが気になりました。

今年のミラノサローネの作品は、重厚感のある家具というより全体的に軽いというイメージが強く印象に残りました。
それはカラ―は明るく淡いものが多かったのと、フォルムが線の細さを感じるものが多かったからでしょうか。
まとめると、長引く不況からか、新作でメーカーが冒険をしたような驚くものはありませんでした。ファブリックのカラ―バリエーションを増やしたり、フォルムを多少替えていますが、ユーザーが使いやすく、分かりやすい無難がものが多く見受けられ、デザインでチャレンジしたものが少ない2012年のミラノサローネでした。
 次回からは、「挑戦し続ける日本企業」を特集していきます。