HTCが日本国内向けに開発したAndroid端末『HTC J』を触る 「俺が待ってた端末はこれなんだよ!」

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グローバル端末をリリースし続けてきたHTCがauで国内向けに『HTC J』として新端末『ISW13HT(以下、記事内ではHTC Jと表記)』を発売。今までのグローバル端末にはなかった『おサイフケータイ(FeliCa)』やワンセグ機能を盛り込んだもの。

もちろんHTCの特色は出ている端末となっている。HTCといえば台湾のメーカーで『Desire』で有名だ。『Desire HD』は当初ハイスペックをうたっており、グローバル端末の中では最も性能が良かった。サムスンの『Galaxy S』シリーズに『Nexus S』、HTCの『Desire』シリーズに『Aria』、LGの『Optimus』などグローバルモデルは数あるが、日本人が好む『おサイフケータイ』やワンセグ、その他の便利アプリがないため手が出ないという人も多いようだ。

しかし今回の『ISW13HT』は先ほども述べたように、日本仕様として作られている。今回はそんな『HTC J』を触りまくってみたいと思う。


●『iPhone』よりも一回り大きく片手操作は適してる?
約4.3インチの有機ELディスプレーに、800万画素のカメラを搭載(フロントカメラは130万画素)。持った感じは『iPhone』よりも一回りも大きく、手の平サイズと言いがたいが、大人なら片手で使うことも可能なレベルだろう。ディスプレーの下部には「戻るボタン」、「ホームボタン」、「タスクボタン」が配置されている。

『HTC J』は一番右が独自の「タスクボタン」となっており、通常のAndroid端末とは異なる。通常のAndroid端末はこの個所が「戻るボタン」となっており、『Galaxy S』も右に戻るボタンが配置されている(「戻るボタン」の個所が左右逆の場合もある)。また検索ボタンが別途設置され、4ボタン搭載となっている機種(Desire HD)も存在する。
タスク切り替え操作

これは個々の機種ごとに統一されていないので、機種変更した際はしばらく慣れが必要となるだろう。記者は初めてのAndroid端末と言うこともあって、まずはAndroidそのものを触ってみなくてはいけない。メニューの出し方が変わっていて、液晶内にメニューが出てくるのでそこをタップするとメニュー詳細が出てくる。これは『HTC J』独自の仕様なのだろうか。

メニュー操作やブラウジングは、モッサリ感はなく快適に動作する。『iPhone』の快適さになれてしまった記者でも違和感なく扱うことができるレベルだ。それに加えて豊富なAndroidアプリと野良アプリ。これからのAndroidライフが実に楽しみである。
メニュー

●カメラの起動が速い
『HTC J』の特徴の1つに、カメラの起動の早さと連続シャッターが切れることがある。カメラ起動までには1秒かからない(正確には0.7秒で起動)。さらにオートフォーカスも0.2秒で連続で何枚も写真を撮ることが可能。電源を入れるとロック画面にカメラアイコンがあるので、それをリングの中に持って行くと、端末のロック解除なしでカメラ操作が可能となる。端末起動時にカメラも起動、そして撮影が可能。ビデオ撮影ももちろん可能で、スローモーション撮影やパノラマ撮影も可能でその場に応じて使い分けると良いだろう。
ISW13HTで撮影した写真


●『おサイフケータイ』を使ってみた
今までガラケーで『おサイフケータイ』を利用し続けていた筆者。実は『おサイフケータイ』中心の生活になっており、Androidに『おサイフケータイ』が付いてくるのが必須条件だった。今回『HTC J』が『おサイフケータイ』を搭載すると発表し、条件に当てはまったわけだ。元々HTCは好きなメーカーの内の1つであったということもある。

筆者が使っていた『おサイフケータイ』機能は次の3種類。

・Suica
・ビックカメラ
・ゴールドポイント(ヨドバシ)

『Suica』の移行は過去の端末で機種変更を選べば良い。SIMが『HTC J』に刺さってしまっているので、一度取り出して旧ガラケーに差し込み『Suica』アプリを起動。そこで機種変更メニューを選べば、その端末での『Suica』機能は無効となり、新たな端末での手続き待ちとなる。

SIMカードを『HTC J』に戻し『Suica』アプリを起動。機種変更手続きを行えば、チャージから、クレジットカード情報など全ての情報が引き継がれる。メールアドレスとパスワードで紐付けされているのでその2点を忘れないように。

『ビックカメラ』と『ゴールドポイント』の移行はやや面倒で、実物のポイントカードがないと移行手続きができないようになっている。
Suicaを使った

●カバー取り外しの問題点
『HTC J』はカバー取り外しの際に下柄のくぼみに爪を引っかけて引っ張り、カバー全体を開ける仕組みとなっている。カバーをはがすと、バッテリー、microSD、SIMカードの出し入れが可能になる。防水ではないがこのようにガッチガチにカバーされているのだ。

そしてカバーを閉じる際の注意点なのだが、完全に全面が「カチッ!」というまで締めないと通信できない、『おサイフケータイ』が使えないなど不具合が出てくる。特に裏面の「HTC」のロゴの個所をカチッというまでグッと押しこまないと、『おサイフケータイ』が認識しないことがあるという。その他側面も半開き状態になっていることが多々あるので、頻繁に開け閉めする人はこの点を注意してほしい。
カバーを外す
microSDカード
SIMカード

●その他の機能
画面のスクリーンショットは音量の下ボタンと電源ボタン同時押しで撮影が可能。他機種同様にギャラリーに、スクリーンショット画像がまとめられるのでわかりやすい。

プリインストールアプリの中には『FMラジオ』『ワンセグ』が存在する。同梱するイヤホンがアンテナ代わりになっているため、どちらもイヤホンを接続していないと視聴することができない。この辺は少し不便なところか。

もう1つ紹介したいプリインストールアプリが『Polaris Office』だ。これは『Dropbox』や『SkyDrive』に置いてある文書を編集することができるオフィスアプリ。また新規にワード、エクセル、パワーポイントを作成することも可能。その他にも『PDFビューア』や『ムービーエディタ』など仕事に使えそうなアプリが入っている。
『Polaris Office』

カラーはホワイト、レッド、ブラックの3種類。その中でブラックだけがマット仕上げとなっている。記者はマット仕上げが好きなのでブラックをチョイス。

本体のメモリ容量は16GBと十分な容量を詰んでいる上にmicroSDカードにも対応している。撮影した写真はmicroSDに保存するようにしておけば内蔵メモリの容量を節約できるだろう。

『HTC J』はWiMAXにも対応しており、WiMAX回線での通信も可能となっている(月額525円別途必要)。もちろんテザリングも可能。

『HTC J』ブランドは『ISW13HT』に続きLTE対応モデルなどのリリースも想定される。秋モデル、冬モデルに新機種が発表されるかもしれないのでそちらを待つのもありだろう。

箱
同梱物
裏面

※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。