スマホ、女性の利用者が急増 4割以上が1年以内に購入

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楽天リサーチ株式会社と楽天株式会社が実施した「スマートフォンの使用実態」に関するインターネット調査の結果が5月24日に公表されました。女子向けアプリを紹介する私たちAppWomanにとって興味深い内容だったので紹介します。

調査対象は以下の通りです。

「楽天リサーチ登録モニター(約220万人)の中から、スマホ(Android搭載型のスマホおよび iPhone)を使用している全国の20歳から49歳の男女計1,200人」。

◆スマホ、女性の利用者が急増

いわゆるアーリーアダプターと呼ばれる、新製品や新情報に好んで飛びつくタイプの人間は男性に多いようです。一方で女性は、一般的に保守的と言われるように、スマホに積極的に手を伸ばすわけではなかったようです。しかし今回の調査で、

スマホを保有している男性の50.0%が「1年以上前」にスマホに変えたと答えたのに対して、女性は「1年以内」が42.2%だった。

ことから、女性のユーザーが最近増えていることが伺えます。確かに、私の知人や電車内を見ても男性はほとんどスマホ、女性はガラケーを扱っている人が一部いる、という印象ですが、最近なんだかスマホを持つ女性が増えているようにも感じます。

◆スマホにした理由

スマホに変更した理由(複数回答)は、「便利そうと感じたから」(54.4%)、「機能性が高いから」(36.6%)、「アプリが豊富だから」(22.9%)がトップ3ということで、利便性や機能面に魅力を感じているようです。女子中高生のiPhone率が増加中、では「周りが持っているから」やデザイン面が上位にあり、今回の調査対象の女性が20代であることから、世代によってスマホに求める側面が違うことが伺えます。

対象も項目も違う調査を横並びに比較するのは危険ですが、10代はデザイン面、20代は利便性を重視、というのはなんとなく頷けます。

10代にはカバーや話題のアプリを、20代以上にはPC連携機能やビジネスで使えるアプリをお勧めするのがスマホ入手を躊躇している人には有効かもしれませんね。

◆ガラケーよりも利用時間は増加

従来型携帯電話と比べて「利用時間が以前の2倍以上に増えた」と答えた人は40.8%もおり、「利用時間が以前より少し増えた」という回答(30.8%)と合計すると、7割以上(71.6%)がスマホの利用時間が長いと回答しているそうです。

メールチェックにソーシャル活動、RSSで情報収集、高機能なカメラで思い出づくり、、、スマホを起動する機会は枚挙にいとまがありません。スマホを使いすぎて指が機能停止になった件から学ぶこと、で指摘した通り、ふとすると依存しやすいスマホとは上手に付き合っていく必要があります。

スマホを利用している時間帯(複数選択)は、7割以上(71.2%)が「家にいるとき」、「お昼休みなど休憩時」(61.8%)、「出掛け先で」(56.6%)、「通勤、通学などの移動の途中」(50.5%)だそうですが、これは意外でした。帰宅してPCでYoutubeやソーシャルを、、というのももはやスマホに置き換わっているのでしょうか。

調査では、スマホで「検索」や「Web閲覧」をする機会が増えたとの結果も出ており、ガラケーよりも「PC的」な使われ方がなされていることが明らかとなりました。

しかしながら、スマホ購入後のPC利用時間の変化についての結果は、「変わらない」が突出して多く、63.3%だったそうで、「利用時間がやや減った」(21.0%)、「利用時間が大幅に減った」(9.3%)がそれに続いたとのことです。

とすれば、これまでのPC利用時間にスマホ利用時間が加算されたわけで、IT機器と触れ合う全体の時間が増えたと読み取れます。PCよりも何倍も速い起動速度、モバイルに最適化された機能、美しい画面や多彩なアプリが利用者のハートをがっちりつかんで離さない蜜月状態はこれからも続きそうです。

いかがでしたでしょうか。

私たちの生活とスマホとの関係性はますます深まるばかりのようです。これからますます女性向けスマホやカバーそしてアプリ界隈が賑わってくることを予感させる調査結果となりましたね。

スマホに依存することなく適度な距離を保つよう心がけることも大事ですよ!

【参考】

スマートフォンの使用実態に関する調査|国内調査|市場調査・インターネットリサーチの【楽天リサーチ】

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