28日早朝、違法賭博・八百長スキャンダルの捜査で新たな逮捕者が出た。ラツィオのキャプテン、MFステファノ・マウリや、元ジェノアで現在パドヴァのMFオマル・ミラネットらだ。クレモナ警察の発表によると、イタリア国内外で19件の措置や、大量の押収が行われたとのこと。「スポーツ詐欺と詐欺の共謀罪」が問われているという。

今季ユヴェントスでスクデットを獲得したが、昨季はシエナで指揮を執ったアントニオ・コンテ監督の自宅でも家宅捜索があったという。八百長があったと見られているノヴァーラ対シエナ、アルビーノレッフェ対シエナの試合に関して、フィリッポ・カロッビオが名前を出した幹部たちの自宅でも家宅捜索が行われたようだ。キエーヴォFWセルジョ・ペッリシエの自宅も家宅捜索されている。

暗雲はコヴェルチャーノにも訪れた。6時25分(現地時間)、警察車両2台が捜索のためにコヴェルチャーノを訪れている。ターゲットは、ゼニト・サンクトペテルブルクに所属するイタリア代表候補DFドメニコ・クリッシトだ。同選手は2010-11シーズン、ジェノアでプレーしていた。

クリッシトはラツィオ対ジェノア戦の数日前に、ジェノヴァのレストランでスクッリらと会っていたと見られており、これが問題となったと見られている。会談には、ミラネットと一緒にいたり、カハ・カラーゼと電話やメールをしていたと見られる人物も同席していたと見られる。カラーゼも対象のようだ。