飛行機内は全面禁煙なのに、いまだにトイレに灰皿が設置されている理由

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飛行機ではタバコは吸えません。
安全性や社会性の問題で喫煙は出来ないのは常識です(長距離フライトでイライラしてしまう喫煙者はたくさんいると思いますけどね)。

でもこんな疑問を持ったことありませんか?

なんで未だにトイレに灰皿があるの?

その昔、飛行機でタバコが吸えた時代から機体が変わってないんじゃないの、と回答しそうになりますが、どうやらそれは違うようです。機内での喫煙は随分前に全面的に禁止となっているので、もしそれが本当だったとしても、もっと新しい機体になっているべきですし。

実は、飛行機に灰皿を設置するのは「義務」なのです。

連邦規則集(アメリカにおける行政規則を集成した法典)の、航空機の耐空性に関する項目では、

飛行機の他の部分で喫煙が許可されているかどうかに関わらず、洗面所には独立式の取り外し可能な灰皿を、入り口のドアの近くの目立つ位置に設置すること。


とあります。

ええ? そうなんだ。これだけ聞くと随分古い規則だなあ、と信じがたいかもしれません。しかも灰皿が設置されていないと飛行機はターミナルから離陸できないらしいですよ。

マット・シモンズ(Matt Simmons)氏のブログにはこの事に対する見解が述べられています。

1973年に遡りますが、タバコが不適切に処分されたために飛行機がクラッシュして123名が犠牲になる事故がありました。一部の人は(禁煙ポリシーを掲げても、プラカードで警告しても、煙感知器を設置しても、フライトアテンダンドがいるにも関わらず)いつ喫煙するかわからないので、だったらタバコを捨てる場所をわかり易い場所に置いておくべきと、連邦航空局が判断したと。

なるほど。灰皿は安全な飛行機の旅のためにあるんですね。


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