元お嬢様の勅使河原 栄華(てしがわら えいか)は、映画好きのネコ仙人ら妖怪たちが住むアパートで、貧乏生活を送っている。今回は、あの名作「アダムス・ファミリー」の話をしようと持ちかけるネコ仙人。適当な始まりながら、“アメリカ”やら“差別”やら、何やら大きな話になりそうな、ならなそうな――。
初めてなので過去の作品から読む


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アダムス・ファミリー2』(1993年:アメリカ)
 新しく赤ん坊が誕生したアダムス一家。ピューバートと名付けられた赤ん坊は口髭を生やしていて可愛がられていたが、迷信深いウェンズデーやパグズリーに何度も殺害されかける。心配したゴメスは赤ん坊のために、デビーというベビーシッターを雇うこと。しかし、デビーは資産家の男と結婚しては遺産目的に惨殺していく連続殺人犯で、フェスターを標的にアダムス家の財産を狙っていた。勘の鋭いウェンズデーをボーイスカウトに追いやりフェスターと急接近して結婚。デビーはフェスター殺害のために一家を狡猾に隔離していく。