韓国・ソウル北部地方裁判所は24日、交通事故でけがをさせた女子高生に性的暴行を加え、特殊強姦の容疑で起訴された42歳の男と43歳の男に、それぞれ懲役10年と5年の判決を下し、10年間の個人情報公開を命じた。韓国の複数のメディアが報じた。

 韓国メディアは、「交通事故でけがをした女子高生に性暴行、破廉恥な」「人面獣心の40代」などと題し、発生から8年を経て、危うく迷宮入りになるところだった性暴行事件の犯人が、DNA調査により捕まったと伝えた。

 この事件は、2004年にソウル市水喩洞(スユドン)で発生。当時17歳だった被害者は男らの車に交通事故に遭った。男らは「けがの治療のため病院へ」と被害者を乗用車に乗車させたが、その後、車は病院へは向かわず、男らは少女に性的暴行を加えたという。

 裁判所は、男らが自分たちの車にぶつかった被害者を治療せず、人気のない場所に連れて行って性暴行したことについて、罪質が非常に悪いと述べ、このような判決を下した。「被告らは被害者から許しを受けることができなかっただけでなく、被害回復のために何の努力もしていなかった。主犯格の男の場合、過ちを悔いることなく、一貫して弁解ばかりであり、厳しい処罰が避けられない」と付け加えた。(編集担当:李信恵・山口幸治)