By USDAgov

イギリスの学校に通う9歳の少女が、毎日食べている給食ではお腹がいっぱいにならないとブログに毎日写真を掲載していたところ、あまりにもひどい給食が続いて話題になったというのが2週間ほど前のこと。これは学校でも問題になったのか、学校へ偉い人や地元新聞社の記者がやってきて、給食が改善されたそうです。

Nine-year-old’s lunch blog shames school into making changes | Grist

「ひどい」と話題になった写真。


4月30日、Vegと名乗るイギリスに住む9歳の女の子が「NeverSeconds」というブログを開設しました。このブログでは、お昼に給食で何を食べたのかが写真付きでレビューされており、給食が不十分なのではないかという問題提起が行われていました。レビューは給食がよかったかどうか、ヘルシーなメニューだったかどうかがそれぞれ10点満点でつけられていて、そのほかにボリュームやコストパフォーマンス(給食費は2ポンド=約250円)など、まるで食べログのような評価が行われていました。

このブログが最初にアップした写真が上記に掲載したもの。それからも同じようにスカスカな給食が続き、ブログにはアクセスが殺到。イギリスの人気料理人ジェイミー・オリヴァーもツイッターで触れるほどになりました。



5月14日にはBBCのラジオに出演。この時点でアクセス数は32万5000を突破、影響力のあるブログと化しました。Vegは「偉いさんや地元紙が給食の話を聞きに訪れている」ということを父親に聞いていたそうで、15日の給食には実際にこれまでに見たことのないチェリートマトやラディッシュ、ニンジン、スライスキュウリなどが登場したそうです。


「野菜がどっさり!」という給食。


「この日はロールまで食べきれなかった」というボリュームに。


以前に比べればマシになったようですが、もうちょっとバランスを考えたメニューにしてもよさそうな気が……。ちなみに、こちらは2007年に仙台市の給食メニューが少ないのではないか?と話題になったとき、日本中ではどのような給食が提供されているのかということで作られた画像。実際には仙台のメニューとして出されているものはあくまで慣らし給食(具体的事例はコレなど)のもので、すべてがこの量というわけではありません。


給食は日本でも地区や学校によって当たり外れが大きく、Vegの通う学校が特にハズレなだけだったのかも……。



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